
駒澤大学卒業後、1983年ドラフト1位で日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズ)入団。91年リーグ打率3位、最高出塁率を記録。現役引退後は米ヤンキースでのコーチ留学を経て、日本ハムの二軍監督、一軍ヘッドコーチなどを務め、リーグ優勝2回、日本一2回を獲得。17年に退団後は、野球解説のほか企業研修などにも活動の場を広げる(写真:菊池一郎)
今月もファイターズの新庄剛志監督の話です。2004年6月、ファイターズが連敗中だったある日、新庄が「試合前練習でかぶり物をしたい」と言ってきました。「うちは若手が多い。かぶり物で重い空気を変えたいのです」。
意表を突かれて戸惑う私に、新庄は続けました。「かぶり物をしたのに活躍しなかったら、ただのアホです。必ず今日は活躍します。それに私は福岡育ちなので、ふるさとのファンにも喜んでもらいたい」。
そう、ここは福岡。対戦相手はホークスです。監督は王貞治さん。王さんの前でかぶり物はさすがにまずいかも…。「本拠地の札幌でやったらどうだ」「連敗中の今だから意味があるのです」。よし分かったと、球団マネジャー経由で王さんに連絡しました。
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