会計は難しい──。これは事実だが経営をする以上避けて通れない。今回は、古田土会計の川名徹執行役員が「限界利益」について分かりやすく解説したセミナーの内容の一部を再構成して紹介する。自社の限界利益と損益分岐点を知れば、より早く、正確な経営判断が下せるようになるはずだ。

<span class="fontBold">2021年10月に開催したセミナー「経営者・幹部のための『限界利益』入門講座」を基に再構成したものです</span>
2021年10月に開催したセミナー「経営者・幹部のための『限界利益』入門講座」を基に再構成したものです

 限界利益の意味と実際の数字を知ることで、自分の会社の状態を早く、より正しくつかめるようになります。限界利益を求める考え方を「直接原価方式」と呼びます。会社のあらゆる経費を変動費と固定費に分けた上で、売り上げから変動費を引いたものが限界利益です。限界利益から固定費を引くと経常利益が求められます。

 会社で使った経費は、損益計算書では変動費と固定費の区別なく出てきます。まずはこれを変動費と固定費に分ける必要があります。では、そもそも変動費とは何でしょうか。

 変動費とは、売り上げに伴って増減する費用を指します。会計理論的には「売り上げや生産に伴って変動する」という言い方をしますが、現場で実際に使う場合は「生産」は無視しましょう。売り上げだけで考えたほうが分かりやすいからです。

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