確かに実績をアピールすると、「嫌みだ」と思う人は、多少は出てきます。けれど、それをはるかに上回る数の顧客がついてきます。

 例えば、実績をうたえば、今は10人の顧客が1000人に増える。けれど数人に嫌われる。

 そこであなたは、どう決断しますか。

 数人に嫌われないために、990人の潜在顧客を捨てるのでしょうか。

 誰もが知る大企業に勤めているのならば、それでもいいのかもしれません。しかし、かつてのエアウィーヴのような小さな会社では、どんなに立派な実績があっても、自分から強くアピールしなければ、誰も振り向きません。私がエアウィーヴ時代、嫌というほど思い知った現実です。

「売り手の覚悟」がありますか

 自分の商品、サービスを「本当にいいものだ」と思うなら、それを広めるのは、あなたのミッションではないでしょうか。私はオーナー経営者の方々とお仕事をすることが多いので、特にそう思うのかもしれませんが、売り手となるからには相応の覚悟が必要だと思います。PRには「売り手の覚悟」が問われます。

 さて、実績が大事と述べてきましたが、実績だけでは相手の心を深く動かすことはできません。ちょっと興味を持って、1回だけ買ってもらえても、ファンにまではなりません。いいクチコミを広めてもらうまでにはなりません。

 顧客にあなたの商品やサービスを買ってもらうのはもちろん、ファンになってもらうためには、ほかにどのような言葉が必要か。

 実績を含めて4つの要素があります。これらを組み合わせると「PRの基本設計」が完成します。具体的には、

【1】変化
【2】景色
【3】実績
【4】ストーリー

 です。

 その詳細は次回に!

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