上田準二さんの「お悩み相談」。今回は在宅勤務に切り替えた53歳の男性から。掃除や料理の「手伝い」を申し出ても妻から色よい返事が得られず、家の中で立場がないとこぼします。上田さんは「サポートではなく、自分が率先してやるという主体的な態度が必要だ」とアドバイスします。

※読者の皆様から、上田さんに聞いてほしいお悩みを募集しています。仕事、家庭、恋愛、趣味など、相談の内容は問いません。ご自由にお寄せください。

>>悩みの投稿<<

悩み: 在宅勤務に切り替えて、家で過ごす時間が増えました。これまで家事を妻に任せっきりにしてきたせいか、手伝いを申し出てもつれない返事です。このままでは立場がありません。どうすればいいでしょうか?

 在宅勤務に切り替えたことで、妻と過ごす時間が増えました。子供は大学に進学したので、専業主婦は暇なんだろうなと思い込んでいましたが、意外にも地域活動や家事で忙しくしているようです。

 部屋の掃除などを始めると私も無視できなくなり「手伝おうか」と言うのですが、「余計なことをしないで」と追い返されます。料理も同様で、自分なりの手順を邪魔されたくないようです。

 これまで家事を妻に任せっきりにしてきたのが原因なのでしょうが、家の中での立場がありません。どうすればいいか、アドバイスをもらえると助かります。

(53歳、男性、会社員)

小笠原啓(日経ビジネス編集):「会社へは 来るなと上司 行けと妻」。

 第一生命保険が今年5月に発表した「第34回サラリーマン川柳コンクール」で1位になった、30代男性の作品です。私の家庭も全く一緒。ウェブサイトを見ながら深くうなずきました。

上田準二:在宅勤務はしてないの? 会議もZoomだと気楽でいいじゃない。このお悩み相談の打ち合わせでも、画面に映る部分こそビシッとしているけど下半身はパジャマのまま。慣れると戻れないんじゃないかな。(注:新型コロナ禍ということもあり、本記事のやり取りはリモートで実施しています)

小笠原:家が狭いと夫婦そろっての在宅勤務は難しくて、どちらかが会社に行かざるを得ない。小笠原家の場合、出て行くのは私。こういうところで、家庭内の力関係が如実に現れるんでしょうね。

上田:相談者さんの奥さんは専業主婦のようだけど、事情は似ているのかもしれないね。家にいる時間が増えたことで、奥さんからすると邪魔に感じる場面も増えたのでしょう。いちいち許可をもらおうとする態度を取られると、鬱陶しくて仕方がない。

 じゃあ、どうするか。まずは毎日のゴミ出しから始めましょう。「手伝おうか」なんて言わずに、気付いたら自分でやるんです。そして奥さんが台所仕事をしていないときに、コンロや換気扇の汚れをきれいにしておく。すると「うちの夫はなかなか気が利くじゃないか」と、徐々に見直すようになっていく。

続きを読む 2/2 「家事、手伝うよ」は#駄言の筆頭

この記事はシリーズ「お悩み相談~上田準二の“元気”のレシピ」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。