上田準二さんの「お悩み相談」。今回は事務職として働く入社2年目の女性から。データ整理などの業務が午前中で終わってしまい、大きな仕事を任される同期の社員に対して引け目を感じているようです。上田さんは「失敗も含めてノートに残しておこう。いつかきっと役に立つ」と励まします。

※読者の皆様から、上田さんに聞いてほしいお悩みを募集しています。仕事、家庭、恋愛、趣味など、相談の内容は問いません。ご自由にお寄せください。

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悩み:社会人2年目で事務職をしています。主な業務はデータ整理などですが、すぐに終わってしまい午前中でやることがなくなります。上司の仕事内容などを独学でノートにまとめるなどしているのですが、同期はその間、大きな仕事を任せてもらっています。今後、私はやっていけるのでしょうか?

 私は事務職をしています。主な業務は、データ整理などですが、すぐに終わるものが多く、ほぼ毎日午前中でやることがなくなります。そのため、資料やフォルダを整理したり、上司の仕事内容について独学で勉強したりしています。また、業務に関する単語や知識をネットで検索して、ノートにまとめるなどして定時まで過ごします。

 時々上司から、雑用をお願いされます。すごく小さなことでも、頑張ってやろうという気持ちはありますが、空回りして、結局時間がかかったり、思考能力が乏しく不十分な出来になったりしてしまいます。本当に申し訳ないです。そのせいか、だんだん頼まれる量も減ってきました。

 職場環境ですが、話しやすい上司が多く、非常に居心地がいいです。福利厚生もしっかりしています。今は社会人2年目ですが、再来年の異動が決まっており、激務になることが分かっています。さらに同期たちは、現在2年目にもかかわらず、大きな仕事を任せてもらい、頑張って仕事をしています。それに比べて、簡単なこともできない自分に存在価値はあるのでしょうか。

 今、このようなほぼ一日中暇な部署にいるのに、今後自分はやっていけるのかすごく不安です。まず、何から始めればいいのでしょうか。

(24歳 女性 会社員)

上田準二:若いのに、と言ったら失礼だけど真剣に仕事に向き合っている印象を受けるよね。24歳だったときの僕に読ませたいぐらいだよ。「暇でいいや」と職場で声に出して、上司に怒られるなんてしょっちゅうだったから。

小笠原啓(日経ビジネス編集):上田さんレベルで心臓に毛が生えている社会人2年目なんて、ほとんどいませんよ。暇だとむしろ、「干されている」と不安に感じる人も多いはずです。

上田:かもしれないね。でも、あなたの場合は取り越し苦労じゃないかなあ。もっと肩の力を抜いた方がいいと思うよ。

 2年目の事務職なら、データの整理などルーティンの仕事が多くならざるを得ない。若いうちに基礎をしっかり習得する必要があるからね。それがすぐ終わるのなら、あなたの事務処理能力は決して低くはない。まずはそこに自信を持つべきだよね。

小笠原:上司に頼まれる雑用をうまくこなせないのが悩みを増幅しているようです。

上田:雑用といっても「たばこやビールを買ってきて」とお使いを頼まれるわけではないでしょう。上司が作る書類の手伝いなどだと思うけど、それは会社にとって重要な仕事の一部であるはずです。頑張って取り組もうという意気込みはあるんだけど、熱意が空回りしたり時間がかかったりするのがもどかしい。そういうことだと推察します。

 そうしたときは、まず進捗をきめ細かく上司に報告しましょう。頼まれた仕事がどこまで進んだか、どこで悩んでいるかを毎日必ず伝えておくのです。そうすれば上司なりに理解して、手を差し伸べてくれるはずです。遠回りしていたら正しい手順を教えてくれるだろうし、作業量を調整してくれるかもしれない。

続きを読む 2/2 失敗の原因と対策を書き出しておこう

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