上田準二さんの「お悩み相談」。今回は社内でスカウトされて異動すべきか悩む40代の男性から。高い評価を得ている現在の部署にとどまるか、花形部門に転じて腕を試すべきなのか。上田さんは「誘いを受けたのはチャンスだ。好きな道を進むべきだ」と助言します。

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>>悩みの投稿<<

悩み:海外部門でキャリアを積み、赴任中に課長に昇格しました。一方で、花形の国内部門の部長から異動の誘いを受けています。高い評価を得ている海外部門にとどまるべきか、新たな環境に挑むべきか。迷っています。

 勤続19年目で、広告代理店で課長級の社員として働いています。海外勤務を経て帰国し、現在は日本本社の海外部門に所属しております。海外赴任中に課長昇格し、これまでは部下なし課長でしたが、近々正式な課長ポストを任せられる流れになっています。

 当職の課長昇格は、同期の中でもかなり早い方で、会社からの評価は十分に頂いていると思います。しかし、弊社は国内部門が花形で、当初帰国後しばらくしたら国内部門への異動を希望していました。そのため、このまま海外部門でポストを任せられることに、若干迷いがあります。

 実際、国内部門の部長から異動の勧誘を受けております。高い評価を頂いている現在の海外部門に残り続けるべきか、それとも希望している国内部門への異動を進めるべきか、上田さんのアドバイスを頂けましたら幸いです。

(41歳 男性 会社員)

上田準二:海外で経験を積み、同期入社のライバルに先駆けて課長に昇格した。近々、部下も含めたチームを任せられることが決まっている。大企業では社内の競争が激しいから、かなり優秀な方なのでしょうね(編集部注:お悩みを投稿いただく際に会社の規模もお尋ねしています)。

 本社にいた幹部は駐在時からあなたを高く評価していたのでしょう。日本にいても、海外で経験を積んだ専門家として働いてもらいたいと会社は期待しているはずです。今のペースで働けば、さらに昇進する可能性は高いと思います。

 一方で、あなた自身には花形である国内部門で幅広く活躍したいという思いがある。タイミングよく異動の誘いも受けた。人生の岐路を前にして、さてどうするか。

小笠原啓(日経ビジネス編集):辞令1枚でサラリーマン人生は一変します。突然の通告に戸惑いながら、なんとか折り合いを付けているのが多くの人の現実でしょう。私などからすれば、選択肢があるだけでもぜいたくな悩みだと思いますが。

上田:それだけ優秀だということでしょう。とにかく今はチャンスだから、じっくり考えて結論を出した方がいいだろうね。

続きを読む 2/2 悩んだら、自分の気持ちに正直になろう

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