上田準二さんの「お悩み相談」。今回は、子育てを優先する生活を選んだのに、忙しく活躍する同世代の人たちをうらやましく思い、モヤモヤした気持ちを募らせている33歳女性から。上田さんは、「これまでの自分を振り返るのではなく、前を向こう」とアドバイス。どういうこと?

※読者の皆様から、上田さんに聞いてほしいお悩みを募集しています。仕事、家庭、恋愛、趣味など、相談の内容は問いません。ご自由にお寄せください。

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悩み:3歳の子供の世話をするため、時間の融通が利く会社に転職しました。ただ、仕事が暇で、多忙な日々を過ごしてきたこれまでの生活と比べると物足りません。忙しく活躍している同世代の人たちを見ると、うらやましくモヤモヤした気持ちになります。どうしたらいいでしょうか。

 転職してから、ずっとモヤモヤしています。新卒で入社して10年働いた会社を辞め、今の会社に移りました。また、もうすぐ3歳になる子供がいます。

 前の会社では、営業・システム開発・イベントなどと多忙な日々を過ごしていました。リーマン・ショックで就活に困っていた私を拾ってくれた会社で愛着があり、また、仲のよい同僚に囲まれながら、やりがいのある仕事ができていました。多忙ですが、刺激的で楽しく過ごしていました。

 しかし、子供が3歳になると時短勤務が終了してしまうため、交通の便がよく、勤務時間に融通が利く会社に転職しました。今は事務職として働いており、一日中のんびりと過ごしています。仕事は簡単で1カ月ほどですぐに覚えてしまい、別の部署の手伝いをしたり掃除をしたりしているのですが、それでも暇です。

 友人や親、前職の先輩に「暇でつらい」と相談すると、「暇で正社員なんて本当にうらやましい」「転職できてよかったね」と言われます。私も今回の転職については、タイミングなどを含め、ベストな時期にできたとは思っています。ちょうど、主人の昇進(コロナ禍で忙しくなる仕事)と子供のイヤイヤ期が重なり、前の仕事を続けていた場合、家事も満足にできていなかっただろうなと予想できます。

 仕方がないと納得はしているのですが、後輩や主人が忙しそうにしていたり、私がリーダーをしたかったプロジェクトを別の人が嫌そうにやっていたり、日経ビジネスなどで同じ年代の人たちが活躍している記事を読んだりすると、本当にうらやましく思ってしまいます。

 早く気持ちを切り替えたいと思い、今の仕事に関する資格を取得しようと、勉強を1日3時間ほどしているですが、ずーっとモヤモヤしています。どうしたらこのモヤモヤはなくなりますか?

 ちなみに、前の会社の社長に相談しようと、一緒に飲む約束をしましたが、相談して優しくされた方がさらにモヤモヤしそうで心配です。煮え切らない相談で申し訳ございませんが、どうかアドバイスをよろしくお願いします。

(33歳 女性 会社員)

大竹剛(日経ビジネス編集):明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの感染がさらに広がってなんとも不安な年明けですが、今年もこのコラムを通じて少しでも読者の皆さんの悩みを軽くしていけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

上田準二:そうですよ。コロナ禍で気持ちが沈んでいては、負のスパイラルに入り込んでしまうからね。「元気、勇気、夢」で、前を向いていきましょう。

大竹:さて、今年最初のお悩みは、仕事と子育てを両立するためにコロナ禍のなかで転職をしたという女性からです。仕事が暇で子育てをしっかりできるのはいいのだけれど、逆にバリバリ仕事をしている人たちがキラキラ輝いて見えてしまい、このままでいいのかとモヤモヤした気持ちを抱えてしまっているようです。

続きを読む 2/2 忙しく頑張ることだけが人生じゃない

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