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「ゴマすり」はコミュニケーションの高等テクニック

大竹:高度すぎて、私には無理です。

上田:まあ、難しく考えないことだね。「ゴマすり3種」の話をしたのは、本心ではそう思っていなくても、目的を達成するためには、相手のことをよく考えて、コミュニケーションを円滑にすることも大切だということを伝えたかったからです。

 ゴマすりの基本は、相手に「自分のことを認めているな」と思わせることなんだ。あなたが、相手を本当に認めているかどうかは関係なく、「そう思わせる」ことが大切です。

大竹:上田さんは、そういう技をいつごろ習得されたんですか。

上田:「人間は考える葦である」(笑)。人類は自然界で一番弱い動物だから、考えなきゃいかん。

 どうやって、自分が与えられた環境で生きていくのか。周りが悪い、環境が悪い、相手が悪い、とばかり言うのではなく、どうやったらそこで生きていけるのか、生きていけないのなら、どうやってそこから脱却するのかを考えるんです。

大竹:「ゴマすり」というと、ダサい、ズルい、といったイメージが付きまといますが、ゴマすりの本質を見ていない。

上田:ゴマすりの本質は、相手に応じた最適なコミュニケーション手法を考えることです。あなたが、達成したい目的のためにね。組織によって、上司と部下の関係性によって、コミュニケーションのルール、文脈は様々です。それを前提に、最適なコミュ二ケーションを考えることを喜びとすればいいじゃない。

大竹:そのためにも、「ゴマすり3種」はいいヒントになりますね。

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*この連載は毎週水曜日掲載ですが、都合により今回は木曜日に掲載しました

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