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「頑張る」のにも限界がある

大竹:この相談内容からは、どれくらいの残業時間になっているのか、正確にわかりません。ただ、行間を読むと、他の社員は20時ごろまでには帰っているようなので、この方は20時以降の残業が常態化しているのでしょうね。とにかく、まずは残業時間の正確な把握が必要です。

上田:そうだね。もし、生活面で奥さんの稼ぎが必要だということなら、何とか今の仕事を維持してもらいながら、奥さんの負担を減らす策を考えなければいけない。そのためにも、まず残業時間を把握。基準を超えているようなら、奥さんからしっかりと会社側に話してもらう。それが大切です。

 それでもし、状況が変わらなかったり、奥さんが今の職場にいづらくなったりするようなことがあれば、次のことを考えましょう。あなたの年収が、奥さんと子供をきっちりと生活面で守ってあげられるものなら、最後は奥さんに会社を辞めてもらうというようなことも考えなきゃいけない。

 ただ、これまでずっと共働きでやってきて、今の生活はそれを前提にしてきていることでしょう。それが、片方のエンジンに過重な負担がかかって、どうしようもなくもう片方のエンジンでやっていかなくてはならなくなったら、具合が悪いですよね。だから、そうならないように、やはり会社に言わなくてはいけない。

大竹:奥さんのことを気づかった悩みは、初めてでした。

上田:この気持ち、姿勢は大切に持ち続けてください。それがあったから、奥さんは仕事が大変でも頑張れているんですから。

 ただし、「頑張る」のも限界があるからね。その限界を超えるようなことは、絶対に避けないといけない。

大竹:そうですね。心身ともに、奥さんの健康だけは注意して見ていてあげてほしいですね。

上田:その気持ちを改めて奥さんに伝えましょう。これからもしっかりと、奥さんを支えてあげてください。

読者の皆様から、上田さんに聞いてほしいお悩みを募集しています。仕事、家庭、恋愛、趣味など、相談の内容は問いません。ご自由にお寄せください。

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*この連載は毎週水曜日掲載です。

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