周囲の対応に変化がなければ転職を考えるべきだ

大竹:何か、懲罰的な扱いなのでしょうか。

上田:それはよく分からないね。だけど、いずれにしても、あなたがこの部署に異動してきてから仕事を与えられていないというのは、この部署の方針だと理解する以外にないな。

 もっと詳しく状況を聞かないと分からないけれども、今、あなたにできることは、もし、もう少しこの会社で働くことを考えているのなら、与えられた仕事をきっちりとミスなくこなすことしかない。仕事の分量も多くないわけだから、それをきっちりとこなすことにまず集中すること。それと、他部署の仕事に手を出すなというのがこの部署の方針のようだから、それはしないことです。

 一方で、会社には笑顔で毎日出社しましょう。ストレスが限界に達しているということだから、そう言っても、なかなか難しいかもしれない。だけど、この会社にしばらくいようと思うのなら、今の部署の方針に従いつつ、わずかな仕事を完璧にこなして、笑顔で出社するしかありません。

 そうすると上司はあなたに、新しい仕事を少しやってみてくれないかという話をしてくるかもしれない。表情も暗く、ジッと座っているだけでは、周囲は腫れ物に触るような対応をして、状況は一向によくならないと思う。

 努めて笑顔でいてください。そうすると、課長か部長が、何かしらあなたに話をしてくるかもしれない。そのときには、きっちりと受け止めて、その仕事をやってみてください。

 それでも全然変わらないのであれば、あなたに対する処遇は変えない、ということが会社の方針として決まっているのかもしれない。そのとき、転職を検討してみてください。

大竹:しかし、既に3年目ですよ。長すぎませんか。既に、笑顔でいるように努力したり、仕事を完璧にこなそうとしたり、色々と工夫してきたのではないでしょうか。

上田:普通、3年目にもなってまともな仕事をさせずに置いておくということは、あり得ないよね。だけど一方で、相談の内容からは、あなたのミスを課長が執拗に責めているということは、あなたを辞めさせようとしている雰囲気も伝わってくる。

大竹:このような扱いを受けているのなら、もう早く見切りをつけた方がいいのではないでしょうか。

上田:この相談は本当に深刻だよね。さっき話したような対応を改めてしてみても、周囲に変化が起きないのであれば、確かに、この会社の中には解決方法はないのかもしれない。まず、あなたは今、僕が言ったことを最低限やってみて、上司や同僚のあなたに対する接し方が変わるかどうか、見てみてください。もし、前向きな変化があるようであれば、この会社に残るという選択肢もあるでしょう。ただ、それがなかったら……。やはり、この会社を辞めて転職した方がいいと思う。

大竹:このような状況を我慢し続けていても、それこそストレスに押しつぶされて体を壊してしまいそうです。

上田:そうだね。心身共に壊れてしまったら、それこそ転職だっていい結果を残せないかもしれない。健康なうちに、まだこの会社に居続けるか、転職するか、決断をした方がいいですね。

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