全3887文字

サバ缶にすりおろしたニンニクとしょうゆ

上田:大学生のころはね。だけど、その「生計を立てる」という意味は、ちょっと誤解があるよ。

 この兄は「中卒で」と書いているけど、おそらく、少なくとも就職するまではご両親と一緒に住んでいたのではないかな。もしかしたら、今も同居しているのかもしれない。

 両親と同居しているのなら、月に2〜3万円あれば、兄の「生計」は成り立つよね。自分の趣味や友人と飲み食いするためのお小遣い程度のお金があればいいんだからね。しかも、もともと持っている元本がそんなに多くないはずだから、最初はギャンブルもほどほどだったのでしょう。そういう状態から、徐々にのめり込んでいくんですよ。僕もそうだったから。

大竹:上田さんはどんな状況でしたか。

上田:大学生時代は、親元を離れて暮らしていたんだけど、当時、20円、30円くらいのサバ缶に、すりおろしたニンニクにしょうゆをたらして、ご飯に乗っけて食べて生活していたね。ギャンブルをしても、親のスネをかじっていれば、それで生きている。

 だけど、社会人になって独立したらそうはいかないよね。

 成人して、ギャンブルで生計を立てるなんて、そんなに甘いものではありませんよ。衣食住で親の世話になっておきながら、ギャンブルで数万円を稼いで「これで生計を立てている」と妹さんに言ったのかもしれませんが、大人の世界ではあり得ません。

大竹:だから、兄にはお金を絶対に貸さず、ギャンブルをやめられないのであれば、もう、兄のことは忘れてしまう。それが結論ということですね。

上田:そうです。兄のことはもう、あんまり気にかけない生き方をしないと、あなたも不幸な人生を歩んでしまうことになるよ。

読者の皆様から、上田さんに聞いてほしいお悩みを募集しています。仕事、家庭、恋愛、趣味など、相談の内容は問いません。ご自由にお寄せください。

>>悩みの投稿<<

*この連載は毎週水曜日掲載です。

本連載「お悩み相談~上田準二の“元気”のレシピ」が本になりました! 反響の大きかった話を中心に、上田さんのアドバイスをぎゅぎゅっと編集して詰め込みました。その数、全35個。どれも読むだけで元気になれるアドバイスばかり。上田さんの“愛”がたっぷりのお悩み相談本となっています。ぜひお手にとってみてください。

とっても大きな会社のトップを務めた「相談役」の相談室』は、絶賛発売中!

本連載で反響の大きかった35の相談が1冊の本になりました!

◇概要◇

『とっても大きな会社のトップを務めた「相談役」の相談室』

<第1章 人間関係に効く>
Q 上司の顔色ばかり見る組織に辟易/Q 上司が危機感を持っていない/Q 理不尽な部長の罵倒に耐えられない、など9個

<第2章 自分に効く>
Q 成長できる「前の職場」に戻りたい/Q もうここで「昇格」は終わり?/Q いいかげん、ぎりぎり癖を直したい、など15個

<第3章 恋愛・生き方に効く>
Q 安定した仕事を持つ男性の方がいい?/Q 出産のタイムリミットが近づいて/Q 年収も家柄も良いのに婚活失敗、など11個