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せっかく離れられたのだから、まずは忘れよう

大竹:暴力も振るわれていたことを示唆している相談内容を読むと、かなりの心的なショックを受けているのではないかと心配になります。

上田:大変、つらい思いをしたことは間違いないと思う。だけど、この上司は次、パワハラをしたら、会社人生は終わりですよ。だから、これまでのようにはならないと思いますよ。

大竹:組織が変わりパワハラ上司との関係が薄くなるのだから、仮に親会社・子会社で業務上の関係があったとしても、これまでのようなことにはならないだろうということですね。

上田:そうですよ。だから、まずは安心してください、そして心を落ち着けてください。それが第一です。異動した先でずっと不安に思っていたら、逆に自分自身で精神的に追い込んでしまうことになりかねない。以前のようなことはあり得ないから、まずは忘れることです。

大竹:万が一、上司と再び関係ができて、パワハラ被害にあうようなことがあったら、その時は改めて人事に駆け込んで……。

上田:そうなったら、この上司はもう、終わりだから。

大竹:おそらく、この方はやはり、パワハラをしていた上司がお咎めなく、そのままのポジションに居続けることが納得できないのだと思います。

上田:そうでしょう。だけど、そういうことは忘れましょう。

 さっき言ったように、何か問題が発生した場合、上司をどこかに異動させるケースと、本人をそういう状況から隔離するために別の部署へ異動させるケースと、会社にとっては2つのやり方があるんです。会社はそれぞれの状況や環境を考慮して、どちらのケースで行くのか決めるものです。今回のあなたのケースは、後者の方だった。そう割り切ってください。

大竹:そして、もうこれまでのようなことはないはずだから、まず安心してくださいと。

上田:はい。まずはあなたの気持ちを落ち着かせることが大切です。

読者の皆様から、上田さんに聞いてほしいお悩みを募集しています。仕事、家庭、恋愛、趣味など、相談の内容は問いません。ご自由にお寄せください。

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*この連載は毎週水曜日掲載です。

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Q 成長できる「前の職場」に戻りたい/Q もうここで「昇格」は終わり?/Q いいかげん、ぎりぎり癖を直したい、など15個

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Q 安定した仕事を持つ男性の方がいい?/Q 出産のタイムリミットが近づいて/Q 年収も家柄も良いのに婚活失敗、など11個