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ライバルは無視、目の前の仕事に集中しよう

上田:僕もよくあったよ。サラリーマン生活をこれだけ長くやってくれば、同じ課にも他の課にも、同年代で仕事のできるやつはたくさんいたからね。でも、そればかり気になっていたら、自分の仕事がまともにいかない。

大竹:なるほど。

上田:だから、無視。よく上司からも言われたよ。「上田、隣の課のあいつはすごいぞ。一方、お前は全然だな」とか(笑)。だけど、それを本気にしてその人に目線が行ってしまうと、だんだん彼女のようになってしまうわけ。

大竹:ですが、無視できるかどうかは、そもそも、その人がそういうことができる性格じゃないと難しいですよね。気になってしまう性格は、なかなか変えられないのでは。

上田:そういうキャラじゃなければ、そういうキャラになりなさい。無視するように。それができないと、いつまでも前向きな気持ちになれないよ。

大竹:どうすれば?

上田:強い意志を持って無視するんだよ(笑)。とにかく、なんでもいいから、今の自分の仕事に集中するんです。それで、上司には「育児をしているので、残業も飲み会も申し訳ないですができません。しかし、時間内に、会社が期待するものをきっちりとこなすよう、毎日努力していますし、これからも努力します」と堂々と言ってください。

 もうこれしかないよ。そうすると、いままでと同じような環境でも、自分の意識をそこに持っていけば、環境が多少変わって見えてくるはずです。

 それでも変わらなければ……

大竹:この方が言うように、キャリアチェンジも考えたほうがいい?

上田:そうだね。まずは、今言ったことを実行してみて、それでも自分自身は環境が変わらないと感じるのであれば、その時はキャリアチェンジも考えてみるといいと思う。だけど、キャリアチェンジをする前に、まずは今言ったことをやってみてください。

大竹:まずは「無視」ですね。

上田:そう、無視しましょう、周りを。

 人事が発表になると、誰が昇格したとか、そういうことに目が行きがちだよね。だけど、それに目が行って「もう元気が出ない」「モチベーションが上がらない」となってはダメです。ライバルは無視しましょう。上司が誰かを褒めていたって、「たまたまあの二人は関係がいいだけだ」と、そんなことは気にしないことです。しょせん、組織なんてそんなものなんですから。

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Q 安定した仕事を持つ男性の方がいい?/Q 出産のタイムリミットが近づいて/Q 年収も家柄も良いのに婚活失敗、など11個