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中国にとって日本は「仮想米国」

 経済連携協定であるからには、関税撤廃以外の貿易・投資のルールでの合意も重要だ。ここでの狙いの一つは中国の不公正な貿易投資慣行の是正である。中国の政策変更を迫るだけに中国の抵抗は強い。

 TPPはそうした中国を念頭に置いて、米国主導でベトナムなど中国と類似の体制の国を「仮想中国」と位置付けて交渉が進んだ。TPPに盛り込まれたルールはそうしたものだ。

 これに対して、RCEPでは日本が中国にとっての「仮想米国」だ。