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学長就任初年度の5つの改革

 新学部についてはここまで申し上げたとおりで、「英語力向上委員会」も、「海外派遣100%委員会」も詳細設計に入って来年4月からの施行を目指しています。すべて、「あとはやるだけ」です。

 しかし、いま取り組んでいるプロジェクトはこの3つだけではありません。

 2018年度の下期に入り、大きいプロジェクトをさらに2つ立ち上げました。1つめが、「入学試験改革検討ワーキング」。今は国内では、一般入試とAO入試を採用していますが、将来どのような入試に改善すればよりおもしろく、よりユニークな学生に来てもらえるか、APUらしい入試とは何かをゼロベースで考え、年度内に答申を出す予定です。

 もう1つは、「トップレベルの入学者層確保プロジェクト」。日本中のもっと優秀でとがった学生に来てもらうためにも何をすればいいかというプロジェクトで、2018年11月に発足させました。

 APUは海外ではそれなりに知名度も高く優秀な学生が集まるのですが、逆に日本でまだまだ知られていないのが実情です。しかし、「90の国から18歳が3000人も集まっているおもしろい場所がある」ということを知りさえすれば、ピンとくる学生は多いはず。偏差値に従って東大や京大に進むだけが人生ではないと考え、選択肢に入れてくれるはずです。

 そのために今後、全国のとがった高校生や保護者、そして高校の先生にAPUのことを知ってもらうためにはどうしたらいいのかを、一切の制約なしで徹底議論していく予定です。

 こうして、学長就任初年度は上期3つと下期2つ、計5つのプロジェクトを走らせることになりました。引き続きAPUをどこよりもとがったキャンパスにしていくため、さらにスピードアップして改革にまい進していきたいと考えています。

(構成/田中裕子)