学校に通い始めて子どもが「つまらなくなった」

子育ての方針について、ご夫婦で決めていることは?

佐藤:特にきちんと話したことはないですね。なんとなく、話し合って決めることで、「できていない」と差分が生じてしまう気がするので、あえて決めない感じです。ただ、夫婦共に企画型の人間なので「子どもの自由な発想を止めたくない」という気持ちは一致していると思います。

 特に小学校に入ってからは、ちょっと葛藤はありましたよね。就学前はあんなに自由奔放だった息子が、教室の中での集団行動を教育されることで、だんだんつまらなくなっていくというか。

クリエイターとして活躍する佐藤さんにとって、わが子の創造性に対する公教育の影響は、やはり気になるものですか。

佐藤:うーん、実はそうでもなくて、そうやってつまらなくなっていくのも子どもが成長していく自然な流れなのかな、と受け止めています。創造性を伸ばす環境を求めて特別な私立校を受験する家庭もあると思いますが、うちはそうしませんでした。環境に関係なく、創造性を発揮できるやつはできるはずなので。

 作品で子どものラジオ収録をしていると、小1のときはたどたどしかった話し方が、2年生にもなると「はい、どうもー」なんて言い出して、だんだんユーチューバーっぽくなってきている(笑)。純粋だった子どもがだんだん俗っぽく、つまらなくなっていく過程を記録しているという点で、面白い作品になりました。(後編は11月19日公開予定)

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