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「パパ友」との話題は「奥さんケア&マネジメント」

早寝早起きを子どもたちの習慣にしよう、というのはご夫婦で決めた方針ですか。

田中:そうですね。2つ理由があって、1つは「早寝早起きが発達にいい」という情報を妻が仕入れてきまして、それを実践しているということ。もう1つは、僕の意向として、子どもたちを早く寝かせることで「妻の一人時間」を確保したいという気持ちがあります。

 妻はもともとは大手損保会社に勤めていましたが、妊娠を機に会社を辞め、今は子育てに専念しています。真面目な性格で、子育ても本当に熱心にやってくれているのですが、できるだけ息抜きをしてほしいと思っていて。私が子どもに関われない分、妻は日中子どもたちに付きっきりになっているので、少しでも母親業から離れられて一人になる時間が必要じゃないかな、と。最近はアマゾンの「Fire TV Stick」を買ったら韓流ドラマにハマったみたいで(笑)。僕が帰宅したときにちょうど1話を見終わるくらいなので、そこから少し話をしたりしています。

田中氏は専業主婦の妻、6歳の長女、2歳の長男と4人暮らし

どんなお話をするのですか。

田中:僕はほぼ聞き役ですね。その日にあった出来事、子どもたちがこんなことができるようになった、友達とこんな会話をした、といった振り返りの話を聞いています。つくづく感じるのは、子育ての日常に「何もない1日」ってないんですよね。仕事の場合だと、「今日の仕事、どうだった?」と聞かれてもうまく説明できないこともあるかもしれませんが、妻に「今日、1日どうだった?」と聞くだけで、ものすごい情報量の答えが返ってくる。しかも、その内容は毎日違う。

たまに愚痴を言われることも?

田中:愚痴も含めて、「同じ物語を共有する」という時間が大切なのかなと思います。妻はおそらくアドバイスを求めているわけではなく、「自分の話を伝えられた」という実感を持てることでスッキリしているはずなので。

休日はどのような過ごし方を?

田中:平日にあまり一緒に過ごせない分、土日は極力時間を使って子どもたちと過ごすようにしています。子どもって不思議なもので、こっちがゆっくり寝ていたい土日に限って早起きするんですよね(笑)。たいてい5時半くらいに「とと、起きて〜!」とたたき起こされます。

 土日は妻にも休息の時間をとってもらいたいので、朝食作りは僕の担当。といっても簡単なものばかりですが。朝食をとった後は、長女の宿題を見て、そのあと外に遊びに行くことが多いですね。遠出はあまりせず、近所に虫探しに行ったり、公園まで出かけたり。近所の公園に仲良しの友達がよく来るので、一緒に遊ばせます。うちと一緒で、お父さんが子どもを連れてきている家庭が多くて、自然と挨拶を交わすようになり、「パパ友」もできました。

“パパの公園デビュー”ですね。どういう交流をなさっているのか興味津々です。

田中:最初は「子どもたち、仲がいいですね」くらいの会話でしたが、少しずつお互いのバックグラウンドについても話すようになって。最近は関係が発展して、一緒にバーベキューを楽しんだり、パパたちだけで飲みに行ったりもするようになりました。そういえば、この間は子どもを寝かしつけた後、パパ5人でサウナにも行きました。そこでも、やはり話題の中心になるのは、「奥さんケア&マネジメント」ですね(笑)。

 土日の過ごし方の話に戻ると、家の近所や公園で数時間過ごした後は、家に帰って昼食を。昼も僕が作ることが多いですね。よく作るのは、焼きうどんとかチャーハン。たこ焼きも子どもたちは喜びますね。食後は下の子をお昼寝させてから夕方ごろにまた公園へ。朝に会ったパパ友と再会して「お疲れさまです」と労をねぎらい合い(笑)。夕飯の買い物に行っていた妻と5時ごろに合流して帰宅するというのが、いつもの流れです。

平日と休日で夫婦で分担して子育ての連携をとっているのですね。

田中:夫婦2人だけで抱えずに、家庭外からのサポートも積極的にお願いするようにしています。特に、近くに住んでいる妻の母にはよく行き来してもらっていて、とても助かっています。