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公立、国立、私立それぞれのメリットは?

西澤:長男に関しては、小学受験を検討する5歳くらいの時点で、次男と長女がまだ小さくて、受験準備をする余裕がなかったという事情がありました。たまたま住んでいる地域が落ち着いていて教育水準も高い学区だったので、公立に通わせることになりました。

 次男もそのまま公立に進ませても良かったのですが、長男との関係性から長男とは違う環境に進ませてもいいかもしれないな、と考えました。次男は自由を好む性格なので、長男と比較されることなく、のびのびと過ごせる環境のほうがいいだろう。そう考えて、試しに幼稚園を受験したら、運良く合格したんです。しかも2校も。彼は一生分の幸運を使い果たしたと思いますね(笑)。

 長女は3人目の子育てで、妻に気持ちの余裕が生まれていました。私立幼稚園を見学に行った時、「さすが私立は園舎がきれいだね」と感動して、長女も通いたがったので受けました。

公立、国立、私立と、それぞれの環境のメリットは何だと思いますか。

西澤:公立小学校のメリットは、やはり地域に根づいた友だち関係が築ける点ではないでしょうか。学校から帰ってランドセルを置いてすぐに「友だちの家に行ってくる!」と遊びに行ける気軽さがありますよね。

 国立の学校は国の教育研究の場でもありますので、新しい教育方法も導入されています。次男が通う学校では、小学校1年生は運動会がなく、代わりに児童たちが手づくりで企画する「フェスティバル」という催しがあったりします。

 子どもたちが通う学校の公開行事にはできるだけ参加するようにして、教育環境はよく観察するようにしているんです。

受験はスムーズに乗り越えたのでしょうか。

西澤:次男の受験当日はさんざんでした(笑)。面接だと事前に教えると、次男は絶対に嫌がると分かっていたので、妻は「ちょっと遊びに行くよ」と言って連れ出したらしいんです。

 そしたら面接中に、次男はテーブルに足を投げ出す始末。なんとか挽回しようと応答している妻のほっぺをツンツンと突いて、「ねぇ、早く帰ろうよ」とも言ったらしいです。

 私はその日、仕事だったので付き添えなかったのですが、日中はにLINEをよこさない妻から長文メッセージが届きました(笑)。それでもなぜか合格し、さらに入学式では新入生代表の挨拶まで指名されていました。

大物の予感がしますね。知らない大人や大勢の前でも緊張しない素質があるのでしょうか。