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妻の体調、機嫌のキープは夫である自分のため

ベトナムの子会社訪問には2人の息子たちを連れて行った

乳児の子育を再始動されて、1年ほどたったということですね。普段はどれくらい子育てにコミットされているのでしょう。

古俣:ここ数週間は“早朝担当”をやっています。1歳の娘が朝5時くらいに起きてくるようになったので、僕が一緒に起きて、妻が起きだす7時くらいまで世話をしています。妻は授乳のために夜中に何度か起きているので、睡眠時間を確保して体力を温存してもらわないといけないだろうと思って。

 妻が起きてくるとバトンタッチして、1時間くらい仮眠をとりますが、妻が疲れているときはそのまま朝の準備係も通してやることもあります。小学生2人を学校に送り出すのに、朝の7時台は一番バタバタするんです。

奥さんをいたわるルーティン、すばらしいですね。

古俣:自分のためでもありますよ。妻の体調や機嫌をキープすることは、日中の自分のパフォーマンスにも関わるので。ちゃんとケアしないと、LINEでメッセージがバンバン飛んできますから(笑)。「ああ、眠い」とかメッセージが来ると、ちょっと責められている気がするじゃないですか。

 妻は僕に対しては思ったことを何でも言うタイプなので、アラートを早めに発見できていいのかもしれません。

 さすがに仕事中は全部に対応できるわけではないですが、受け止めるだけでもだいぶ違うのかなと思います。

特に今回は、妻が“ワンオペ育児”に陥りやすいので、気をつけないといけないと意識しています。

 1人目と2人目が小さい頃までは妻の実家の近くに住んでいて、親のサポートを借りることができたのですが、今は会社の近くに引っ越したので、すぐには頼れないという事情があって。

「忙しく働く男性が、どうやって妻のワンオペを防ぐか」というのは、社会的にも大きな課題です。古俣さんの解決策は、ほかにもありますか。

古俣:まず、僕自身ができるだけ家にいるようにしています。子育てが一番過密になるのは夜の時間帯ですよね。何もなければ18時くらいには帰宅して、子どもたちを風呂に入れて、晩ご飯を一緒に食べて、宿題がまだできてなかったら付き添います。その後は、寝る準備をして寝かせる。

 大体、21時くらいには子どもたちが寝るので、そこから自宅で仕事を再開。たまに会食に途中から合流することもあります。

 でも、夜の会食はだいぶ減って、できるだけランチでお願いすることが多いですね。朝5時に起きなきゃいけないので体力がもたないんですよ(笑)。