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やってみよう、「未来の自分に丸投げ作戦」

 このケースでは、「未来の自分に丸投げ作戦」です。詳しく解説します。

 まず「今日は着替えて公園まで行けば合格で、運動しなくてもいい」ことにします。これは本当にそのように自分に言い聞かせて納得させます。

 ですので公園まで行けば、そのまま帰っても本当にいいのです。けれどここで、「せっかく来たし、1周ぐらい歩くか」と自分を促すことは、さほど難しくはないはずです。

 1周歩いたらそのまま帰っても本当にいい。けれど「せっかく1周歩いたし、もう1周歩くか」と自分を促すことも、あまり難しくはないでしょう。

 これを続けていくのです。

 最初から「今日は1時間は歩くぞ」と意気込むからハードルが高くなるのです。まずは1周歩いて、その後どうするかの判断を、未来の自分に任せればいい。ここでなぜ「もう1周」「もう1周」と歩くことができるかというと、人は「過去の努力がムダになることを極端に嫌う動物だから」です。

 つまり、「せっかく来たのだから」「せっかく1周したのだから」と思う方が自然なのです。最初はイヤイヤ公園まで行ったけれど、「結局、結構頑張ったな」というような経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

 ただし、ここで大切なことは、気分が乗らないとき、つらいときは、本当に途中でやめてもいいということです。そうでないと、「公園に行くだけでいい」と自分に信じ込ませることが、だんだんと難しくなります。

 未来の自分のために、あらかじめうんざりする必要はありません。公園に行った自分、1周歩いた自分は、すでに過去の自分とは別人に変容しており、別の判断を下します。

 過去、現在、未来の自分はすべて別人です。ですので未来の自分のことは心配はせずに、まずは公園に行くためだけに、自分の背中を押してあげればいいのです。