全2416文字

 そして、冒頭で述べたように、ここにきて業績の回復を成し遂げました。そのことは、損益計算書だけでなく、貸借対照表やキャッシュ・フロー計算書を見ても復活の様子がうかがえます。

 現預金は2018年末で433億円。月商は約226億円ですから、1.9か月分と十分な水準です。

 負債の部を見ると、「長期借入金」の残高が2014年末と同額の5億円まで減少しています。借入金の観点からも正常モードに戻ったと言えます。「1年内返済予定の長期借入金」が106億円計上されていますが、これは今期中に返済する予定です。

 また、自己資本比率も69.4%まで回復しました。利益が十分に出るようになっていますから、「営業キャッシュ・フロー」も348億円稼げるまでに回復しています。「キャッシュ・フローマージン」という指標があります。営業キャッシュ・フローを売上高で割った比率です。この指標が12.8%と非常に良い値となっています。筆者は7%が合格水準だと考えています。

 「有形固定資産の取得による支出」も減価償却費を上回る水準を続けていますから、将来に対する投資も十分に続けていると言えるでしょう。