健康社会学者の河合薫氏が、VR(仮想現実)分野の第一人者として知られる東京大学大学院情報理工学系研究科准教授である鳴海拓志氏をゲストに迎える対談「アバターは『昭和型の社会』を変えるか?」を2023年3月28日(火)19:00~20:00、ライブ配信します。

 視聴ページは「こちら」です。事前の申し込みは不要です。

 VRというと、テレビゲームなどで使うゴーグル型の装置などをイメージしますが、鳴海氏は五感のすべてを人工的につくり出すことにも挑戦。人間の認知機能とはどのようなものか、人間の行動と感覚、意識にはどのような関係があるのかなどを研究しています。

 河合氏はかねて、非正規雇用が拡大しても正社員中心だった時代の仕組みを引きずるなど昭和の残滓(ざんし)が残る日本の問題を連載などで指摘してきました。本対談では、鳴海氏が取り組む最先端のVR研究についてお話を伺うほか、VRなどの技術が仕事に対するモチベーションを維持、向上させたり固定観念を破り行動を変えたりする可能性などについても議論する予定です。

 本対談ではお二人に質問ができます。本ページのコメント欄、もしくは「視聴ページ」から質問をお寄せください。

 皆様のご参加をお待ちしております。

河合薫氏・鳴海拓志氏対談「アバターは『昭和型の社会』を変えるか?」

■ゲスト:東京大学大学院情報理工学系研究科准教授 鳴海拓志氏
■日時:2023年3月28日(火)19:00~20:00

■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(ライブ配信)、視聴ページは「こちら」
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、ご参加ください(月額2500円、初月無料)

■講師
鳴海拓志氏
東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授

2006年東京大学工学部システム創成学科卒。11年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。19年より現職。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)の技術と認知科学・心理学の知見を融合。限られた感覚刺激の提示で多様な五感を感じさせる「クロスモーダルインタフェース」、身体と心の相互作用に基づいて人間の行動や認知、能力を変化させるゴーストエンジニアリング技術などの研究に取り組む。文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本バーチャルリアリティ学会論文賞、ヒューマンインタフェース学会論文賞など、受賞多数。

河合薫氏
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士

1988年、千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。2004年、東京大学大学院医学系研究科修士課程修了、2007年博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は900人を超える。長岡技術科学大学非常勤講師、東京大学講師、早稲田大学非常勤講師などを務める。医療・健康に関する様々な学会に所属。

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この記事はシリーズ「河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。