(写真:Shutterstock)
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 今回は「グローバル人材」についてあれこれ考えてみる。

 先日(2022年11月27日)、来年度の都立高入試の合否判定に使う英語スピーキングテストが初めて実施され、都内約200会場で約6万9000人が受験した。

「塾とかで対策してない人かわいそう」

 「スピーキングテスト」はグローバル人材の育成を目指し、「使える英語教育」に力を入れる東京都教育委員会が、都立高校の入試で「話す力」を測る目的で導入したものだ。

 内容は英語で書かれた文面を声に出して読んだり、休日に自分がしたことを留学生に話したりするという設定で、4コマ漫画のようなイラストに合わせ発音したり。私が見たのはメディアに公開されたごく一部分だが、これをどうやって評価するのか? 文法重視なのか、発音なのか? それともとりあえず伝わればいいのか? などなど、脳内が「???」になった。
 また、NHKのポータルサイト「NHK首都圏ナビ」によると、「(テストのレベルが)明らかに学校の授業内容をりょうがしている。これは塾とかで対策してない人かわいそう」といった意見が出ていたという。

 が、その後東京都教育委員会が、HPに公開した説明資料によると、英語スピーキングテストは、「コミュニケーションが達成できているか(相手の求めていることに答えているか)」「言語使用は適切であったか」「相手に伝わる音声で話せているか」の3つの観点で評価するという。

 また、塾や英語教室に行ってない場合でも、「家庭で復習することで十分に力を付けることが可能」と明言。「誰が採点するのか?」については、受験生の音声がフィリピンに送られ、都教委に委託されたベネッセコーポレーション関連会社の、大学の学位などを持つ現地スタッフが2人1組で採点するそうだ。