(写真:Shutterstock)
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 今回は少々取り上げにくいテーマについて、あれこれ考えてみる。
 と、決めたものの、さて、どうやって書き進めよう。このテーマはセンシティブな問題をはらんでいるので、いつも以上に文章の構成が決まらない。
 ……とにかく、筆が進むままに書いてみるので、最後までお付き合いをよろしくお願いします。

 まずは、某企業に勤める部長職である男性の“Z世代”への不平不満から。はい、何かと話題のZ世代です(※Z世代に厳密な定義はないが、一般的には1990年中ごろ~2010年生まれを指す)。

「ご指摘、ありがとうございます!」と絵文字付きLINE

 「働かないおじさんってよくいいますけど、実際には働かないZ世代のほうが問題だと思うんですよ。だいたいの人が、心の中ではそう思っているのに、口に出せない。そういう“圧”みたいなのがあるじゃないですか。

 今、メディアは、やたらとZ世代、Z世代って持ち上げて、“若い人の意見を聞こう!”みたいな感じですよね。社内にもそういう空気感、結構あります。確かに、若い人たちが意見を言える場をつくること、それをおじさん、おばさんが尊重して受け止めることは必要です。

 でも、だからって、なんでもかんでも、若い世代の言ってることが正しい、彼らに合わせなきゃ時代遅れになるっていう風潮って、どうなんでしょうか。非生産的という言葉をやたらに使うのも、なんか違うんじゃないかって。

 うちの会社では、既にスタートしている案件の会議はリモートで。新しく始める、あるいはブレストも兼ねた会議は出社で、やってます。先日の会議はブレストを兼ねた会議だったので、出社が原則でした。

 ところが、Z世代の若手が、『非生産的なので自分はリモートで参加します』とLINEで送ってきた。私としては、その時点で『それはどういうつもりなのか?』と聞きたかったけど、今は理由を聞いただけで、パワハラと言われるリスクがあります。なのでとりあえずリモートでつなぎました。

 ところが、彼は会議にマイクオフで参加し、一言の意見も出さない。こちらが話を振っても、言葉を濁らせるだけ。さすがに頭にきました。

 また、別の20代社員は、顧客との約束に遅刻する。毎回です。それで注意しました。『社会人として遅刻は許されない』って。そしたら『ご指摘、ありがとうございます!』と絵文字付きLINEが来たんです。その後も遅刻を繰り返していますけれど。

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