(写真:Shutterstock)
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 先日、同級生から「現実となりました! 爆」というコメントとともに送られてきたSNS投稿を見て、飲んでいたコーヒーを噴き出しそうになった(以下)。

 「Z世代の研修医が、『え? 昭和の人ってまだ現役なんですか?!』とナースステーションで口走ってしまい、全看護師が彼の方を振り向いてとても怖かった」(by 自称“アラサー”の医師)。

古い=×、新しい=○?

 ……バリバリの昭和の人&バリバリの現役=私たち、爆笑である。「現実」となったのは、学生時代の“予言”だ。

 「きっとさ~、私たち年取ったら、明治生まれの人みたくなるんだよね~」とセーラー服時代の私たちは、はしゃいでいたのである。
 が、その頃(=私たちが高校生だった時代)の明治生まれは、70歳超。……ん? まだ、そんな歳じゃありませんけど。

 とにもかくにも、バリバリ昭和生まれの「私」たちは、ついに化石世代になってしまったってこと。……ア~メン。

 と、いつになくゆるい話になってしまったが、実は最近、「昭和の働き方について話を聞きたい」だの、「なぜ、昭和おじさんは誕生したのでしょうか?」だのと、「ザ・昭和を知りたい! 的」インタビュー依頼が相次いでいる。
 インタビュアーは20代後半~30代。私が「40歳以上は皆同じ、に見えていたとき」と同年齢の皆さんである(と、これは置いておいて)。

 彼、彼女らの親御さんは昭和生まれのはずだし、下手すりゃ、「え? あなた自身も昭和生まれですよね?」という世代の人たちまでもが、「昭和の働き方」を「昭和の生き残り」に聞きに来る。

 「昭和って、土日も仕事ですよね?」
 「昭和って、飲み会が仕事だったんですよね?」
 「昭和って、パワハラが日常だったんですよね?」
 「昭和って、夏休みとかあったんですか?」
 などなど。

 そ、そんなにひどく……、いや、う~ん、確かに……、というか、まぁ、そんなに悪いことばかりでも……と、とりあえずは「良い面」も伝えるものの、昭和のマイナスイメージの膨張っぷりには、正直、驚かされている。

 要は、古い=×、新しい=○という、至極単純な思考回路のもと、「脱昭和!」の声が高まっているということなのだろう。むろん、即刻変えるべき問題が、しぶとく生き残り続けているという現実はある。が、そこまで非人間的じゃなかった。むしろ人間臭さに溢れていたように思う。

 というわけで、「昭和と令和の働き方」について、あれこれ考えてみようと思った次第だ。

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