(写真:Shutterstock)
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 世界経済フォーラム(WEF)が男女の格差を分析した報告書、「ジェンダーギャップ指数2022」が発表され、日本は主要7カ国(G7)の最下位、アジア・太平洋地域でも最下位、世界146カ国中116位だったことが分かった。

 本コラムでは、毎年「またもやビリグループでした~!」と取り上げてきたが、2022年も、日本はまたもや、やってしまった。G7のみならず、アジア・太平洋地域でもビリ。これだけ万年ビリで居続けるのは、結構難しいのでは? なんて気分にさえなる。

ニッポン、信じられな~い!

 が、小さな、本当に米粒ほど小さく、蛍のようにおぼろげではあるが、今年は「光」があった。

 なにせこの数年はネットニュースや新聞の囲み記事で取り上げられる程度で、「世界と比べてどうする?」的空気が満載だったのに、今年はほとんどの報道番組が取り上げていたのだ(私が見た限りではあるが)。かなり大々的に、紙面を割いている新聞もあった。

 松野博一官房長官も7月13日の記者会見で、「我が国の現状が諸外国と比べて後れを取っていることを示しており、謙虚に受け止める必要がある」と表明、女性の地位向上に政府全体で取り組む考えを示した。

 政府としては、「経済財政運営と改革の基本方針2022」(骨太の方針)などで、男女間の賃金差の開示を企業に義務付けることや、女性の雇用を増やすための制約となっている社会保障制度や税制を、実態に即して見直すべきだと言及しているので、「制度はちゃんと作ってるんだけどね……」と言いたかったのかもしれない。

 いずれにせよ、今回「米粒&蛍の光」が見えたのも、2020東京五輪・パラリンピック開催前に、「女性の会議は長い」発言や、女性タレントの容姿を揶揄するような発言があったり、世界中から「ニッポン、信じられな~い!」と大バッシングを受けたりしたことが功を奏したといえよう。

 とは言え、「米粒&蛍の光」を本気で輝かせるためには、「ダメダメニッポン!」をきちんと直視することが不可欠。そこで、ジェンダーギャップ指数2022の中の日本の「現在の位置」を、具体的に紹介する。

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