(写真:Shutterstock)
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 2022年「壬寅」(みずのえ・とら)――。
 2は偶数では唯一の素数、フィボナッチ数列のうち矩形(くけい)数でもある数字は2のみ、中国では「2」は縁起の良い数字らしい。
 さすがに2222年までは身がもたないので、「2並び」ラスト・イヤーの2022年が、「2」の恩恵にあずかった良い一年になることを願うばかりだ。

大人としての成熟

 しかも、「壬寅」は縁起の良い年だと、どこぞで言っていたような。
 寅は「決断力と才知の象徴」であり、壬とは「新しく立ち上がること」。つまり、「壬寅」は厳しい冬を越えて、芽吹いた命が成長する、新しく立ち上がる、生まれたものが成長する、といった意味があるらしい。

 いずれにせよ、厳しい年が続いているので、マジで、穏やかな一年になってほしい。

 個人的には、2021年は「変化の年」だったので、壬寅は、とにかく前へ! ……一つひとつ丁寧に、きちんと、あれやこれやと頑張りますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、年の初めは毎年、前向きな話を書こうと決めているのだが、今年も……はい、前向きな内容に、現時点ではなる、はずである。書き終えたときに、「あれ? なんかネガティブじゃね?」とならぬよう、気をつけて筆を進めていくつもりだ。

 はず、だの、つもり、だの「曖昧な言葉ばっか使うな!」と、新年早々読者に怒られそうだが、いろいろなことをきちんとやった結果、当初の想定が変わることは往々にしてある。それも「前へ!」とものごとにあらがった面白さとして、受け止めていただければ幸いである。

 この曖昧さを受け入れる度量。あえて白黒つけないこと。すなわち大人として成熟することが、「私」も含めた50代の今年の大きなテーマのように思う。

 というのも、昨年末、久々に同年代の人たちと話す機会があり、その時の「空気感」が、実に大人で、前向きになれる脱力感があり、かなり良かったのである。

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