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 詳細はこちらから読めるが、以下、私が気になった部分を抜粋して要約する。(※)調査が実施されたのは、20年2月10日~3月16日。参考までに書いておくと、安倍晋三前首相が小中高一斉休校を表明したのが同2月27日、ロイヤルリムジングループが、従業員600人に対し一斉に解雇を言い渡したのが同4月8日だった。

数字から見える会社のホンネ

【企業が求める能力の変化】

  • これまでは……「経験をもとに着実に仕事を行う能力(67.3%)」「チームの一員として自らの役割を果たす能力(64.6%)」「自ら考え、行動することのできる能力(54.4%)」
  • これからは……「自ら考え、行動することのできる能力(55.3%)」「柔軟な発想で新しい考えを生み出すことのできる能力(53.5%)」「特定の分野における専門的・技術的な能力(47.1%)」

【これからの雇用のあり方】

  • 一部精鋭化より全員長期雇用を引き続き重視。
  • 幹部は外部より内部登用を、能力開発は個人主体より会社主体を重視。
  • 昇進は勤続年数より抜てき重視、教育投資は長期より短期回収重視。
  • 管理職への昇進が見込めなくなった正社員の処遇は、「昇進・昇格がないまま勤続させる」と企業の約8割が回答。

【企業から見た「正社員の意欲・能力・キャリア形成の現状」】
●意欲

  • 「意欲をもって働いている人」の割合は、年齢が上がるにつれ低下。
  • 特に「男性正社員の40代」で急速に低下。
  • 管理職に昇進すると、30~40代でやる気が高まる傾向があるが、その後は緩やかに低下。
  • 女性より男性の方が意欲の低下が顕著。

●能力

  • 管理職に昇進すると40代までは十分能力を発揮、その後は低下。
  • 管理職に昇進しなかった場合も、30~40代までは十分に能力を発揮するが、その後は低下。
  • 総じて女性より男性の方が低下が顕著。

●キャリア形成

  • キャリア形成に取り組んでいるように見える割合は、男性は管理職・非管理職ともに30代をピークに急速に低下。
  • 女性の場合、管理職では40代がピークで、その後の水準も相対的に高い。