また、「こどものことを決めるとき、おとなたちはこどもの気持ちや考えをよく聞いていると思いますか?」という問いに対して、小学校低学年の15%、小学校高学年の25%、中高生の42%が、「あまりそう思わない」または「全くそう思わない」と回答。

  • 飲み屋さんとかで大人たちが騒いでいるのを見ると、私たちが普段学校とかでしている対策は何なんだろうなと思う(中学女児)
  • 「子供がずっと家にいるのがストレス」って言うけど子供も同じだし、自分の存在を否定されるのはつらい(中学女児)
  • 子どもをバイ菌あつかいしないでほしい(中学女児)
  • 大人はおさけをのみにいけるのに、こどもがあつまってあそぶのはダメなのはなんで?(小学低学年男児)
  • 子どもがかわいそうだから……とか大人はよく言うけど実際思ってないくせに……と思う(小学中学年女児)

 etc.etc.・・・・、かなり辛辣である。

子供に影響を与える大人の言動

出所/国立成育医療研究センター「コロナストレス」に関する調査
出所/国立成育医療研究センター「コロナストレス」に関する調査
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 さらに、注目すべきはスティグマに関する結果だ。
ご覧の通り、32%の子供は「もし自分や家族がコロナになったら、そのことは秘密にしたい」と回答し、また40%の子供が「コロナになった人とは、コロナが治っても、あまり一緒には遊びたくない人が多いだろう(付き合うのをためらう人が多いだろう)」と答えた。

 一方、保護者では、29%が「もし自分や家族がコロナになったら、そのことは秘密にしたい」、73%が「もし自分や家族がコロナになったら、そのことは秘密にしたいと思う人が多いだろう」、7%が「コロナになった人とは、コロナが治っても付き合うのをためらう(あまり一緒には遊びたくない)」と回答した。

出所/国立成育医療研究センター「コロナストレス」に関する調査
出所/国立成育医療研究センター「コロナストレス」に関する調査
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 さて、この結果をどう捉えるか?

 私は「大人たちの言動が子供に影響を強く与えている」と解釈している。

 3年前にいじめられていた福島県の子供の「手記」を思い出してほしい。
少年は福島から横浜市内に自主避難してきたことから、壮絶ないじめに遭った。

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