ところが、多くの日本企業では「上」の承諾がないとそれが許されない。「名ばかり管理職」ならぬ、「名ばかりマネジャー」。つまり、「監視型の管理職は終わり」「名ばかり管理職は要らない」のではなく、企業は、管理職=マネジャーが、真のマネジャー(マネジメントする人)となるための投資をする必要があるのではないか。

 そう、投資だ。長期的な目線でカネと時間を投資する。やるなら今だ!混沌としているときこそ「人」への投資が必要なのだ。

 さもなければ、「会社」という組織自体が持たなくなってしまう、と私は思う。

 では、最後に「この先どうしようかなぁ~」と、身の振り方を考え始めた管理職の方へ。

 大抵、人に話したり、意見を求めたり、相談したりするときは、胸の内は決まっている。

 人の意見を聞いた方がリスクが軽減すると思い込んでいるだけなので、とっとと、心が引かれる方向に進んだ方がいい。私はこれまで何人もの「次に踏み出した人」を見てきたけど、いばらの道を歩きながらも、みなイキイキとしていた。

 人は自分で選びたいのだ。そして、自分で選ぶと腹が決まる。開き直り、と言い換えてもいい。

 「迷っていたら、GO!」です。

定年後からの孤独入門』(SB新書)


新刊が発売になりました。役職定年、定年後再雇用など「定年」に向き合って複雑な心持ちになったときに、いま一度生きる幸せとは何かを考える本です。
第1章 古戦場巡りで気づく“ぼっち”の世界
第2章 塩漬けおじさんが定年で失敗する理由
第3章 ボッチは定年前から始まっている
第4章 死ぬより怖い「ぼっち」の世界
第5章 人生に意味を作る

健康社会学と700人以上のフィールドワークで分かった「定年ぼっち」に負けない生き方をひもときます。

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この記事はシリーズ「河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。