《6.花見の宴会を切望する酔漢に媚びました
7.国民に自己責任を思い知らせる良い機会だと思いました
8.小池知事にまたしてもおいしいところを持っていかれるのが不快なので
9.河野太郎ワクチン担当相を早めに失脚させたいと思っているので 午後5:17 - 2021年3月14日》
無論、これらは底意地の悪い冗談以上のものではない。ただ、私自身は、ここに並べた解答案のうちのいくつかは、そんなにハズれてもいないだろうと考えている。
というのも、政府は、感染爆発の可能性を含みおいた上で、それでも何らかの「期限切れ」を意識して、その「期限」に追われるようにして、宣言解除に踏み切ったはずだからだ。
もうひとつ見逃せないのは、政府の人々が、何かを「空頼み」している可能性だ。
これは、昔からわが国のリーダーが窮地に陥ると非常に高い確率で陥るトラップで、なんというのか、われわれは
「超自然的な僥倖」
や
「神風」
を期待して、そこに賭けてしまいがちな人々なのである。
あるいはこれは、日本人に限った話ではないのかもしれない。
世界中どこの国でも、特定の民族の中に含まれている一定数の愚かな人々は、誰もが同じように、最後には
「神なる偶然」
だったり
「海が割れる奇跡」
だったりする超自然の力にすがるようになるものなのかもしれない。
ここで、話は冒頭に戻るわけなのだが、「桜」だ。
私は、今回の宣言解除は、桜の開花と無縁ではないと考えている。
なぜというに、桜の花が咲いているこの限られた一時期、われら日本人の多くは、なぜなのか、平常心を保てなくなるからだ。
しかも、われわれは、桜の花に誘われて酔狂な振る舞いに及ぶことを、恥だと考えない。むしろ、落花狼藉の狂態を誇ってさえいる。
このあたりの機微については、もう少しくわしい説明が必要だろう。
というのも、桜を愛でる日本人の感覚がいかに異常であるのかについて常日頃私が考えている内容は、普通の日本人から見れば「偏見」以外のナニモノでもないはずだからだ。それゆえ、私自身、自分のこの「偏見」については、どれほど丁寧に説明を試みたところで、2割程度の人にしかわかってもらえないだろうと、あらかじめあきらめてもいる。
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