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 私自身は、テレビは見ていない。
 ツイッター上に流れてきたいくつかの感想ツイートで概要を把握しただけだ。

 そんな中で、私は、山崎雅弘さんによる、以下のツイートをリツイート(RT)した。

《私もNHKが午後3時のニュースのトップでこれを大々的に扱っているの見て異様だと思ったが、集められた記者たちは、ただの一議員の私的な結婚発表会がなぜ「首相官邸」という公的な場で行われ、なぜ「首相や官房長官からお祝いの言葉をもらった」等のコメントを自分が報じるのか、意味を考えないのか。》

 すると、その私のRTに対して、
「どうして素直に祝福できないのか」
 という主旨のリプライが続々と寄せられてきた。そこで私は、
《NHKが3時のニュースのトップに政治家とタレントの結婚を持ってきたことに苦言を呈したRTに対して
「どうして素直に祝福できないのか」
 と言ってくる人たちがわらわらと集まってきている。祝福するとかしないとかの問題ではない。公共放送が報道枠で伝えるべき情報のバランスの問題だ。午後7:21-2019年8月7日

《そもそも、結婚発表の記者会見に官邸が使われていること自体、公私のバランスを見失っている。
でもって、その結婚発表の情報を公共放送がニュース速報で伝えている。
どうかしていると思わないほうがどうかしていると思う。午後7:23-2019年8月7日

 という2つのツイートを連投した。

 思うにこれは公共放送の編集権をどう考えるかだけの問題ではない。

 そして、このニュースが、このタイミングで、こんな形で提供されたことは、単なる偶然ではない。

 なによりもまず、閣僚でも党の主要な役職者でもない一人の国会議員の結婚報告が、官邸という場所を使って発表されていることそのものが、果てしなく異例だ。

 これについては、異例というよりは「異様」という言葉を使うべきなのかもしれない。
 とにかく、異様な事態だった。

 時事通信が配信した「会見詳報」によれば、小泉氏は、記者の
「なぜこのタイミングか」
 という質問に対して
《─略─ あとはやはり、きのうの8月6日の広島原爆の日、そして9日には長崎の追悼の日が来るから、そこにこのような私事を発表する日が当たってしまうとか、何か報道が当たってしまうっていうのは、それは避けなくてはいけないなと。

 そういったことを考えた時に、突然のことだが、きょうだなと。午前中に長官にお電話をして、本当にきょうのきょうで大変申し訳ないんですけど、お時間ありませんかということで(時間を)いただいた次第だ。 ─略─ 》
 と答えている。

 私は、このやりとりをそのまま鵜呑みにすることができない。

 当たり前だ。