全4373文字

 先週はお休みをいただきました。

 当欄のお知らせコーナーでもご案内した通り、入院していました。
 病名は脳梗塞です。なかなか強い印象を与える言葉ですね。

 私も最初に聞いた時は、驚いて
 「はい?」
 と訊き直しました。

 以下、簡単に今回の顛末をご報告しておきます。

 症状に気づいたのは、先週の月曜日(4月8日)の朝だった。目を覚ましてPCを起ち上げると(朝一番の最初の動作がPCの起動だというこの習慣が健康的でないことは自覚している)、画面の文字がうまく読めない。視野の左上の方に明らかに見えにくい部分がある。

 で、

《朝起きてしばらくしてから、視野の右上方向の約三分の一ほどが見えにくい。右目も左目も見え方は、同じ。ちょっと困っている。
近いうちに何らかの検査をせねばならないかもしれない。》
 というツイートを書き込んだ(※見えにくいのは視界の左上方向でした)。

 すると、SNSの集合知というのはありがたいもので、さっそく有益な情報が続々と寄せられてくる。

 特に、医師や病院勤務のアカウントが的確(つまりわりと深刻)なアドバイスを送ってきてくれた。

 「身内ならすぐに救急車を呼びます」
 「いまこの場で、すべてをなげうって直近の病院に行ってください」
 「なるべく早く検査を受けてください。最悪、脳出血か脳梗塞の疑いがあります」

 という感じで続々と画面を埋めるメッセージを不自由な視野で読みながら、私は
 「これはただごとではないのかもしれない」
 という感じを抱きはじめた。

 ただ、ここから先が素人の不徹底さで、結局私は

 「とりあえず午後のラジオの仕事の帰りにでも病院に行ってみるか」
 というヌルい決断を下した。

 さいわい、脳出血やクモ膜下出血のような一刻を争うタイプの疾患ではなかったので、いまのところ、結果として初動の遅さを一生涯悔やむようなことにはなっていない。だが、最初に症状に気づいてから、病院の門をたたくまでに6時間ほど空白(まあ、「普通の日常」を送ったということだが)を作ったことは、これは、絶対に犯してはならないミスだった。

 この時の自分の決断の鈍さを、いまあらためて反省している。

 というよりも、自分の愚かさに少々びっくりしている。