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26社が輸出に取り組む

 製茶業でこのところ注目を集めるのが輸出だ。世界的な日本食への関心の高まりと同時に、人口減少で国内市場の頭打ちが予想され、海外に市場を求める動きが強まっている。それを裏付けるように、輸出する製茶会社は2012年に18社だったが、17年には26社に増加している。

 このうち静岡の製茶会社が14社を占める。輸出額などはまだ限定的であるものの、先進的な取り組みもある。「ドメスティックな企業群と見られがちだが、米国やシンガポールなど海外に現地販売拠点を持つところもある。また、抹茶などを使った新商品開発に熱心な企業がいくつもある。今後の動向に注目したい」(山本准教授)。

 海外向けには有機栽培の荒茶が必要になることが多く、特定のお茶農家との取引など独自のこだわりを打ち出しているケースが目立つという。