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業界のハブになっている大学

 目立つのは出身大学に東京農業大学の出身者が多いこと。清酒と焼酎ではダントツの1位となったほか、ワインでも1位となっており、酒造業界での存在感は際立っている。東農大は醸造科学科を持っていることから、この分野のファミリービジネスの後継者にとって有力な進学先であるとみられる。「卸売り、小売りも含めても東農大出身の経営者が多く、この業界のハブになっている面がある」(山本准教授)。事業の歴史が短いビールでは東農大出身者は目立たない。

 清酒、焼酎ともに2位になったのは酒造業以外も含めてファミリービジネスの子弟が少なくない慶応大学。出身大学によって業績の違いはあるのか。サンプル数の多い清酒で1人当たりの月間売上高で比べたが、東農大と慶応大で比べると差はほとんどない結果となった。