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 それぞれに個性があり、施設内の雰囲気、スタッフの印象なども異なっていました。そのため見学の必要性を強く感じ、時間がない中でもこの数の施設の見学をしたことは良かったと思っています。

 そして、7つの施設を見学してみた結果、少し前に父に「何が今、一番楽しいか?」を聞くと「デイサービスでのイベントやカラオケ」と答えていたことを思い出し、「父が一番望んでいること」は、「アクティビティの多さ=多くの人との関わり」だとして、以下の5つの施設に入所希望を出すことにしました。

 上から順に私と母が「ここならば…」と希望する施設を書きました。ですが、あくまでこれはこちら側の希望であって、施設に空きが出て、入所の条件がそろったところから、こちらに連絡が来るそうです。そこで、「第一希望でないから…」と断るか、どうか…。申し込みをしても、なお、私にとっては心理的に負担のある親のための最終判断をしなくてはいけないのです。

  • 「施設D」(生き生きした入居者の様子と、アクティビティが多かった)
  • 「施設G」(雰囲気の良さ、アクティビティに積極的だった)
  • 「施設B」(立地の良さ、父が重要視するであろう食事がおいしそうだった)
  • 「施設F」(立地の良さ)
  • 「施設A」の従来型(総額とサービスの釣り合い、立地の良さ)

 ちなみに今回、入所希望に選ばなかった施設は

  • 立地的に問題があった
  • 施設のスタッフや雰囲気に気になる点があった

 などが理由になります。

みなさんの判断基準は?

 みなさんならば、どういう順番で選ばれるでしょうか。

 申込書には、入所の順位を決める判断基準となる、先にお伝えしたような現在の岡崎家の事情を詳細に書きました。

 どこも200人以上の待機者がいるため(ある施設のスタッフによると、最短でも2年ぐらいの待機とのこと)、父の入居が何番目になるのかは現状では分かりませんし、どこの施設に入居できるかも分かりません。

 ただ、父が施設に入所しても、それで介護が終わりではなく、通院の付き添いは基本的に家族が対応しなければなりませんし、実家が無理であれば、私の自宅に外泊して孫との触れ合いを絶やさないようにしたり、可能なうちは施設から連れ出してお出掛けをしたり、できる限り家族として、心穏やかに一緒に過ごしていければと思っています(その後の入所に関する状況などは、折を見て、こちらのコラム内で報告できればと思っています)。

 私の“実践編”が、読者のみなさんにとって何かの参考になればと思い、今、我が家で起きていることを、川内さんの視点を加えながら、書かせていただきました。