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外泊が多そうで入居者生き生き、「施設D」

施設D

★立地:最寄り駅からバスで30分、バス停から徒歩5、6分

★施設のタイプ:ユニット型のみ

★1カ月の料金(総額):約16万円

★看取り:できる限り対応

★待機者:約270人

★アクティビティ:積極的に行っている。ホールがあり、そこにはグランドピアノがあり、プロジェクターを使ってカラオケをする。裏庭に家庭菜園があり畑仕事もできる。地域のボランティアも受け入れている。玄関では家庭菜園で取れた野菜を無料で配布していた。

★人員配置:日中は1ユニットに1.5人、夜間は2ユニットに1人、看護師は日中は配置し、夜間は電話対応

★印象:
  • 待機者が多いせいか「新設の施設ならばすぐには入れると思いますよ」と、なぜか担当者から他の施設も勧められる
  • 自動販売機、お菓子の販売コーナーがあり、基本的に入居者は自由に購入することができる
  • 入居者のみなさんがベッドで寝たままではなく、きちんとした身なりで杖を使いながらも自身で歩き、お茶を自分で入れて楽しんでいたり、スタッフとフレンドリーに会話を楽しんだりする姿が見られるなど、見学した中では一番、入居者が元気で生き生きしていた
  • 入居者の家族が面会に来ていた
  • 外泊していた入居者が2人ぐらい戻ってくるなど、入居者の家族が施設に任せっきりではなく、施設を上手に活用し、外泊しやすい環境があるのだと思った
【川内からひとこと】

 偶然かもしれませんが、外泊を積極的にできる施設は「家族と施設との風通しが良い」「家族が入居者との関わりを継続的にできる」という良い面があると推測されます。居室がユニットのみなので、人員配置が法定の3:1以上となっているか、日中にリビングを中心にケアをしているかなどの工夫が必要になってくるかと思います。この辺は次回で詳しくご説明します。

職員があいさつをしない「施設E」

施設E

★立地:最寄り駅から電車で25分、駅から徒歩2分

★施設のタイプ:従来型のみ

★1カ月の料金(総額):約12万円

★看取り:かなりの数の看取りを経験

★待機者:約200人

★アクティビティ:季節の行事ぐらい。

★人員配置:日中は1フロアに4人、夜間は各フロア1人、看護師は日中配置し、夜間は電話対応。

★印象:
  • 今回見学した中で、駅からは近いが自宅からは一番遠い
  • 介護度の重い人が多い印象
  • ベッドで寝ている人が多い
  • 施設が全体的に暗い(節電なのか、廊下などは電気がついていない)
  • すれ違うスタッフがあいさつをあまりしない
【川内からひとこと】

 職員からそういう印象を受け、重度介護の方が多い場合は、スタッフが疲れてしまって、「生活を一緒に楽しむ」という視点が持ちづらくなっている可能性もあるかもしれません。離職率を調べてみましょう。