先に申し上げたように、離職率が高い場合、人員を日替わりの派遣スタッフで満たしているところもありますが、これも避けたい。介護のノウハウが施設に蓄積しづらいためです。特に人員配置の少ない夜勤の時間帯を派遣でカバーしていると、入居者に急変が起きても対応できないリスクがあります。

4)月額料金は総額を聞こう
 ホテルコスト(家賃、食事代など)のほかに、掛かる介護保険の自己負担分、オムツなどの備品代などの総額の確認をしましょう。入居後に請求される諸費用込みの総額とかなり乖離することもあるのです。

5)「看取り(みとり)ケア」をやっているか聞いてみよう
 看取りケアは医療、介護の体制を充実させる必要があるため、収益確保を最優先している施設は実施しづらい。また相談員と家族との強い信頼関係がなければ不可能です。

 もしこのケアをうたう施設だったら、ぜひ、看取りケアを行った際の具体的なストーリーを聞いてみましょう。本気でやっていれば、熱を入れて語ってくれるはず。その老人ホームの真剣さを知ることができます。

※以上の内容は、当法人のホームページに詳細を掲載しています→こちら

そして、実は5カ条よりも重要なこと

 この5カ条を満たしていれば、少なくとも人手不足によるトラブルが起こる可能性は低い施設と言えましょう。でも、私にはそれ以前に、「親の介護を老人ホームにお願いしよう」と思ったら、まずあなたに“時間”をかけてほしいこと、があるのです。次回にお伝えいたしますので、ぜひご覧ください。

(介護施設の入居先選びで、悩まれたこと、困ったこと、これから選ぶ方にぜひ伝えたいことはありませんか。よろしければコメント欄で共有しましょう)

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。

この記事はシリーズ「介護生活敗戦記」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。