みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 この週末は連続してレースに出場してまいりました。
 まず土曜日。新潟・ガーラ湯沢スキー場で開催された「スパルタンレースin新潟」。
 今回は初めて、21km以上を走る「BEAST」にエントリーしました。

 ハーフマラソンと同じくらいの距離だから、特に補給食は必要ないだろうとタカをくくっていたのが運の尽き。延々と山を上り下りするコースは鬼のように厳しくて、10kmを過ぎた辺りから怪しくなってきた。給水ステーションは何カ所も設置されているのですが、エネルギー系の提供は一切ナシ。15kmを超えるともういけません。足が前に出ずクラクラと目眩(めまい)がする。完全にシャリ切れの状態です。

 リタイアするのも悔しいので、見ず知らずの方にコース上で物乞いをして、塩タブレットを2粒ほど分けていただき、何とか急場をしのぎました。

 結果を見れば、60歳以上の爺さまの部で堂々の優勝! 千葉レースに続いての連続優勝はうれしいです。
 とはいえ2位の選手とはわずか1分ちょっとのタイム差で、正に滑り込みセーフですから、あまり威張れたものではありません。トレランの練習をしなければいけませんね。

 貴重なタブレットを分けてくださった方、ありがとうございました。

今回はマジでつらかった。山の20kmは平地の倍以上に感じますね。補給食の携帯が必須です。
今回はマジでつらかった。山の20kmは平地の倍以上に感じますね。補給食の携帯が必須です。

 大会を主催するSRJ社長の手代木達くん。広告代理店出身の彼は、人の顔と名前を正確に覚える特技を持っている。前回のレースでも、5年くらい前に一度食事をしただけの私に「フェルさんですよね」と声をかけてくれ、今回もゴール後の群衆の中からサングラスにキャップ姿の私を目敏(めざと)く見つけ出した。私が嘆息すると、「特技でもなんでもありません。遠くからでもフェルさんは一目で分かりますよ」と笑いますが、どうしてどうして。こういうのを「天賦の才」と言うのでしょう。

ゴール後に手代木くんと。最高に楽しいレースでした。滞りない運営もエクセレント。 次回の大阪レースで連続優勝を狙います。
ゴール後に手代木くんと。最高に楽しいレースでした。滞りない運営もエクセレント。 次回の大阪レースで連続優勝を狙います。

 今回もジャガー・ランドローバー・ジャパンさんにお世話になりました。ありがとうございました。新しいレンジローバーは最高に良いですね。

一緒にスパルタンレースに出場したみなさまと。
一緒にスパルタンレースに出場したみなさまと。

 レース後は東京に飛んで帰り、翌日は千葉で開催された「九十九里トライアスロン」、通称99Tへ出場してまいりました。今回はリレーでの参加ですから楽勝です。私はスイムのパートを担当しました。

フジテレビ解説委員の鈴木款さん(左)、モリモト専務の柏木二郎くん(右)。今回もこのチームで出場しました。台風直撃の千葉でしたが、スタート前は薄日が差して気温がグングン上がっていきました。
フジテレビ解説委員の鈴木款さん(左)、モリモト専務の柏木二郎くん(右)。今回もこのチームで出場しました。台風直撃の千葉でしたが、スタート前は薄日が差して気温がグングン上がっていきました。

 スイム会場からロードバイクに乗り換えるトランジションエリアまで約650m。泳ぎ終わったら海から上がって結構な距離を走らなければなりません。以前は3年に1回のペースでウエットスーツを買い替えていたのですが、新型コロナウイルス禍の影響で次々と大会が中止になり、新しい物を買うのがアホらしくなり、6年物のカチカチに硬化したウェットを着たままで走りました。ラバーが軟らかい新品なら走りながらササッと脱ぐことができるのですが、硬化してしまうとそうはいきません。

暑い。もうムリ。柏木選手にタスキ(タイミングチップですが)を渡して無事死亡のフェル選手。その屍(しかばね)を乗り越え、満面の笑みで走り出す柏木くん。
暑い。もうムリ。柏木選手にタスキ(タイミングチップですが)を渡して無事死亡のフェル選手。その屍(しかばね)を乗り越え、満面の笑みで走り出す柏木くん。
ゴール直後に豪雨と強風が……。後に落雷警報が発令され、レースは中止となってしまいました。競技時間の長いミドルディスタンスに出場した選手の多くは、「あと少し」というところでゴールすることができず。自然が相手ですからね。天気ばかりはどうしようもない。
ゴール直後に豪雨と強風が……。後に落雷警報が発令され、レースは中止となってしまいました。競技時間の長いミドルディスタンスに出場した選手の多くは、「あと少し」というところでゴールすることができず。自然が相手ですからね。天気ばかりはどうしようもない。

 ということで本編へとまいりましょう。
 ヒョンデのインポーターインタビューです。

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