みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 週末は名古屋まで出張って名古屋シティマラソンのハーフマラソンに出場してまいりました。

 コロナで多くの大会がバタバタと中止や延期となり、「どうせ名古屋も……」と高を括っていたのがいけませんでした。大会前3日以内のPCR検査や、大会当日の厳しい当人確認(市民マラソンは“代理出場”が多いのですよ)を条件にガツンと開催されたのでありました。嬉しいやら焦るやら、何ともビミョーな気分であります。

名古屋のトライアスロン仲間のみなさまとスタート前に。
名古屋のトライアスロン仲間のみなさまとスタート前に。

 スキーには毎週のように行っているがロクに走っていない。ある程度の距離を走ったのは正月の2日だけ。3日坊主にすらなっていない。とはいえハーフマラソン。周囲に引きずられずマイペースを守れば、そこそこに走れるだろう……と高を括っていたのが運の尽き。無事に死亡したのでありました。

マジ死にました。リザルトは1時間55分の豚タイム。所詮ハーフとナメていたのがいけませんでした。
マジ死にました。リザルトは1時間55分の豚タイム。所詮ハーフとナメていたのがいけませんでした。

 名古屋へはGT-RのT-specで往復したのですが、いや、素晴らしいクルマでした。
 長距離運転が全く苦にならない。「GT」とはこのクルマのためにある言葉ではあるまいか。

ランフラットタイヤでこれだけの滑らかさ、柔らかさを出すのは生半のことではありません。大昔ポルシェ928に初めて乗った時以来の感動です。新東名の120キロ制限がもどかしく感じてしまう。
ランフラットタイヤでこれだけの滑らかさ、柔らかさを出すのは生半のことではありません。大昔ポルシェ928に初めて乗った時以来の感動です。新東名の120キロ制限がもどかしく感じてしまう。

 発売から約15年。GT-Rは正に円熟の境地に達したと申せましょう。

日産に車両を受け取りに行ったら広報の方がゾロゾロと3人も下りていらっしゃいました。どんだけマークされとるんだ俺(笑)。
日産に車両を受け取りに行ったら広報の方がゾロゾロと3人も下りていらっしゃいました。どんだけマークされとるんだ俺(笑)。

 お世話になっているPPF(ペイントプロテクションフィルム)の最大手、XPELの輸入元であるエクセルフィルムさんが「国際オートアフターマーケットEXPO 2022」なる展示会に出展されたブースにて。世界限定88台の超超限定車。アストンマーティンのV12 Speedster。

 「どうぞ乗ってみてください」と言われたのですが、何億円もするスーパーカー。誤ってキズでも付けた日には一生かかっても弁償できません。固辞していたら「全面にPPFを貼ってあるから大丈夫ですよ」と。ははは。そりゃそうだ。安心して座らせていただきました。

 このクルマのオーナーの方は、毎年クルマに5億円ほど使っておられるのだそうです。
 毎年5億……。ハイエースにレカロのシートを入れるかどうかグズグズ悩んでいる自分が情けないです……。

世界限定88台のスーパーカーに恐る恐る……。
世界限定88台のスーパーカーに恐る恐る……。

 ということで本編へとまいりましょう。

 今回お届けするのは、ノートをベースに「上質化」を目指して開発されたコンパクトカー。日産 ノート オーラ e-POWERであります。

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