みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話から……といきたいところなのですが、ショッキングなお知らせを一つ。

 長年当「走りながら考える」を支えてくださった敏腕編集者、マイトのYこと日経ビジネスシニアエディター山中浩之氏が当欄を見捨て……もとい、卒業されることになりました。書籍の編集に注力されるとのことで、まさしく断腸の思い。身を切る辛さ。失って初めて分かるその存在の重さ。私のどこがいけなかったの……と泣いて縋るも、Y氏はえいやかましいわと無情にフェルを蹴り倒す。その姿は、あたかも金色夜叉の1シーンのようであります。

この世の地獄「フェル担」から解放され、弾けるような笑顔で万歳三唱のマイトのY氏。おい本当に嬉しそうだな!<br />一方で、何の因果かファラオの呪いか、まさかのフェル担を押し付けられ、よよと泣き崩れる新担当の鈴木陽子さん。まあ苦労はカネを出してでも買えと言いますからね。泣かないで頑張って下さい。
この世の地獄「フェル担」から解放され、弾けるような笑顔で万歳三唱のマイトのY氏。おい本当に嬉しそうだな!
一方で、何の因果かファラオの呪いか、まさかのフェル担を押し付けられ、よよと泣き崩れる新担当の鈴木陽子さん。まあ苦労はカネを出してでも買えと言いますからね。泣かないで頑張って下さい。

 第2期工事に入るフェル2号ハイエース。入庫風景を撮影したいと某中古車雑誌のクルーがやってまいりました。工場に入れるだけで記事になっちゃうんですからね。読者の注目度も桁違いなのだとか。ハイエースの人気はすごいです。

なんかクルマに轢かれた人のように見えますが、足回りの撮影風景です。カメラマンって大変だなぁ……。10年以上前の「インポートカーセンサー」連載時代にお世話になった尾形さんと。手前で倒れているのは当欄でもADを務めて頂いている高橋マンちゃん。
なんかクルマに轢かれた人のように見えますが、足回りの撮影風景です。カメラマンって大変だなぁ……。10年以上前の「インポートカーセンサー」連載時代にお世話になった尾形さんと。手前で倒れているのは当欄でもADを務めて頂いている高橋マンちゃん。

 高速に乗ってスキーに行く途中で見かけた風景。
 妙なところで渋滞しているな……と思っていたら路上に散乱するスノーボード。

ルーフキャリアの取り付けが甘かったのでしょう。キャリアごと吹き飛んでいる。危険極まりない。
ルーフキャリアの取り付けが甘かったのでしょう。キャリアごと吹き飛んでいる。危険極まりない。

 少し先のバス停留所には、荷物を巻き散らかした当人と思われる若者の姿が見えました。貨物の固定はドライバーの責任です。下手をすれば大事故にも繋がりかねません。スキーに限らずルーフに荷物を載せて運搬される方は今一度固定方法を見直して下さい。

 ということで本編へとまいりましょう。ハーレーダビッドソンに続いてのアメ車です。
 初のミッドシップ。初の右ハンドル。初のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)。初のコイルスプリング。
 お初だらけの8世代目シボレー・コルベット試乗記であります。

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