主砲は105mmのライフル砲。2世代前の74式戦車と同じ105mm砲を基本に日本製鋼所が新規に開発した。砲身は74式戦車のものから1口径分、つまり105mm延長されている。74式と同じ砲弾を使えるので、何かと便利がいい。

砲身内にらせん状に溝が切られているのがお分かりいただけるだろうか。この溝に沿って弾丸が回転して打ち出され、遠くまで真っすぐ飛ぶようになるのだ。
砲身内にらせん状に溝が切られているのがお分かりいただけるだろうか。この溝に沿って弾丸が回転して打ち出され、遠くまで真っすぐ飛ぶようになるのだ。

 砲身内にポチポチと穴が見えるのは多孔式マズルブレーキ。射撃時に発生するガスの一部をここから逃し、砲身の反動を抑える効果がある。昔の戦車砲(61式戦車などのもの)の先に付いたT字型のパーツと同じ目的だ。

こちらは砲塔部に設置されたレーザー検知装置。レーザーを照射されるということは……分かりますよね。割とデバイスが剥き出しなのだが、大丈夫なのだろうか。
こちらは砲塔部に設置されたレーザー検知装置。レーザーを照射されるということは……分かりますよね。割とデバイスが剥き出しなのだが、大丈夫なのだろうか。
名寄駐屯地のみなさまと。
名寄駐屯地のみなさまと。

雪上車にも乗りました

 当日は戦闘服に着替えて雪上訓練にも参加させていただいた。

 滑走面にうろこ状の溝が切られ、前にしか進まないように工夫された自衛隊式スキー。半長靴のまま装着する。踵が上がるので普段履いているスキーと大きく勝手が違う。

スキー板の説明をする自衛隊スキーの先生の先生の先生である升川拓也さん。アルペンもメチャ上手い。ほとんど神の領域である。
スキー板の説明をする自衛隊スキーの先生の先生の先生である升川拓也さん。アルペンもメチャ上手い。ほとんど神の領域である。
「冬季迷彩」と呼ばれる戦闘服の上に着用する白の上下。リュックの上にも白いカバーをかぶせ、本来なら銃にも白いカバーをかぶせて行動する。
「冬季迷彩」と呼ばれる戦闘服の上に着用する白の上下。リュックの上にも白いカバーをかぶせ、本来なら銃にも白いカバーをかぶせて行動する。

 78式雪上車に乗せていただいた。小型軽量化されて輸送が容易になった10式雪上車という新型もあるのだが、雪上における走破性は圧倒的にこちらの方が高い、とのこと。新型は履帯の面積が小さいので、雪が深いと沈んでしまうのだそうだ。

名寄駐屯地の吉田類としてその名も高い齋藤英次氏。料理も上手いが雪上車の操縦も上手い。こんな坂を登れるのか……と不安になるようなところもグイグイ登っていく。
名寄駐屯地の吉田類としてその名も高い齋藤英次氏。料理も上手いが雪上車の操縦も上手い。こんな坂を登れるのか……と不安になるようなところもグイグイ登っていく。

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