みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
恒例のMST(港区スキーチーム)ニセコ合宿に行ってまいりました。
記録的な大雪で、北海道の交通が完全に麻痺した週末に当たってしまったのですからたまりません。しかし日ごろの善行の賜物でしょうか、我々の乗ったフライトは往復便共に無事運航されたのでありました。
今回も楽しいツアーになると思いきや……なんと2件も事故が発生してしまいました。
滑り出し1本目。ガイド役を務めてくれたニューホワイトベアーの看板娘、寺田雪華さんから珍しく「今日は雪が重いので慎重に滑ってくださいね」と注意があった。直後、メンバーの1人の板が雪に突き刺さり、ペタンと座り込むようにして転倒した。そのまま苦痛に顔を歪めて動かない。
気の強い彼は「このまま頑張ってリフトまで自力で行きます」と主張しましたが、メンバーになだめられてパトロールに救助を要請しました。

程なくパトロールがやってきた。けが人を落ち着かせ、足を固定し、けが人搬送用のアキヤボートに乗せる。

彼のけがは思ったよりも大きく、脛骨プラトー骨折、靭帯損傷、ふくらはぎの肉離れ、と全治3カ月の重傷でありました。無理をせずに救助の要請をして本当によかった。どうかお大事に。
ニセコパトロール隊のみなさま、大変お世話になりました。
そしてもう1件は当日の最後の最後。ゲレンデから駐車場に続く場所で発生した。
除雪をして大きく段差が生じた部分から転落し、胸を強打してしまったのです。
何しろ当日は吹雪で視界が悪かったですからね。まるで落とし穴に落ちたような感じでストンと。
当初は「胸が痛い。肋骨が折れたかも……」と言っていましたが、翌日病院へ行くと、なんと肋骨骨折、もう1本もヒビ。さらには転落の衝撃で肺に穴が開き肺気胸に。こちらも全治1カ月の重傷です。
どんなに雪慣れしていても事故は起きる。そしてけがをする。気を引き締めてスキーを楽しみましょう。
それにしても今シーズンのニセコは静かです。何しろあれほど街を賑やかにしていたインバウンドがいない。こんなに静かなニセコを見ることは、人生で二度とないのではないか。
来年からまた(若干の希望も込めて)大混雑するに違いありません。


ということで本編へとまいりましょう。
実はニセコへ行く前の週に同じ北海道の名寄へ行っていたのです。
今回はそのリポートをお送りしましょう。
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