みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 やるやると言い続けて早5カ月。一向に進まなかったフェル2号ハイエース改造計画ですが、ようやく第一歩を踏み出します。せっかくの4駆ディーゼルですから、“らしい”タイヤを履きたい。らしいと言ったらこれ。ヨコハマタイヤの「ジオランダー M/T G003」であります。本チャンのオフロードタイヤです。当然このままでは履けないので、ちょっと車高を上げたりする必要がありそうです。その辺りはCRSさんとじっくり相談しながら進めていこうと思います。これを履いてオーバーフェンダーを装着すれば、ガラッと表情が変わるはず。楽しみです。

ご覧ください、このゴツいタイヤ。見ているだけで気分がアガります。
ご覧ください、このゴツいタイヤ。見ているだけで気分がアガります。

 BOTYのお役目でYANMARの超高速艇、X47に試乗してまいりました。

ケン・オクヤマ氏の手による流麗なデザイン。色はやっぱりヤンマーレッドなんですな。船体はイタリアの<a href="https://www.azimutyachts.com/" target="_blank">アジムット</a>が手掛け、日本で造ったYANMARのエンジンを現地に運んで組み上げて、また日本に持って帰ってくるという複雑な造り方をしています。
ケン・オクヤマ氏の手による流麗なデザイン。色はやっぱりヤンマーレッドなんですな。船体はイタリアのアジムットが手掛け、日本で造ったYANMARのエンジンを現地に運んで組み上げて、また日本に持って帰ってくるという複雑な造り方をしています。

 YANMARの船というと、どうしても漁船か釣り船という地味なイメージが強い。
 一発ドカンと贅沢な船を出して、ここで一気にイメージの転換を図り、BtoCビジネスを強化していきたいという狙いがある。その第一手がこのX47、というわけです。

40ノット(時速約72km)の高速で航行中。いやすごいスピードです。
40ノット(時速約72km)の高速で航行中。いやすごいスピードです。

 エンジンは370馬力を絞り出す4.46リットルのディーゼル8気筒。これが3機搭載されています。速いわけだ。

エンジンルームに入ってエンジンの写真を撮らせていただきました。航行直後だったのでとても暑かった。
エンジンルームに入ってエンジンの写真を撮らせていただきました。航行直後だったのでとても暑かった。

 白眉だったのは、ジョイスティックによりクルクルと船体の“その場回転”ができること。
 真横への平行移動。船体がまっすぐのままの斜め移動など、普通の船では考えられないような動きが簡単にできてしまう。最近の船はすごいことになっています。

ジョイスティックの操作で船の操作は思いのまま。エンジンは3つだけれどスロットルレバーは2つ。真ん中のエンジンは、常に回転の低いほうに合わせて回るそうです。なるほど。
ジョイスティックの操作で船の操作は思いのまま。エンジンは3つだけれどスロットルレバーは2つ。真ん中のエンジンは、常に回転の低いほうに合わせて回るそうです。なるほど。

 ということで本編へとまいりましょう。
 ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で夢の体験をしてまいりました。

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