F:肝心の乗り心地なのですが、このモード変更というのは、要するにガチガチモードとふんわりモードに変えられる、ということですよね。

:その通りです。STIスポーツには電制ダンパーを積んでいるんですけれども、このクルマを造るに当たって、私も世に出ている可変ダンパーのクルマを片端から試乗していったんです。そこで感じたのが、「あんまり変わらないな」ということなんです。正直な話。

F:あれま。

:我々も既にSI-DRIVEという機能があって、パワートレインのパラメーターを変えてスポーツ、スポーツシャープ、インテリジェントと変更できるシステムがあったのですが、お客様の声を聞くと「あんまり変わらない」「分からない」という声が多くありまして……。

F:えらく正直に答えてくれましたね(笑)。

「やり過ぎだよ」「いや、うちのお客様は大丈夫」

:そうなんです(苦笑)。だからもう今回は構わないからガーンとやっちまえと。硬い方はもうWRXみたいにしちまえと。そうしたらドイツにいるZF(ドイツの部品メーカー大手)の一流チューナーが、「そんなのあり得ない」と。

(画像:SUBARU)
(画像:SUBARU)
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F:ZFが。世界のZFのチューナーが。

:はい。「ちょっとやり過ぎだよ。可変でそんなに硬いのなんか今までやったことがないよ。さすがにお客さんも嫌がるよ」と言ってきたんですけど。いやいやウチのお客様は大丈夫だから。そういうのが大好きだから、と言って突っぱねて(笑)。

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