実はSUBARUのツーリングワゴンを乗り継いできました

 こんにちは、AD高橋です。

 今回からスタートしたSUBARUレヴォーグ編。過去に2台のレガシィツーリングワゴンを乗り継いだ私としては、次週からスタートするエンジニアインタビューも含め、個人的にも楽しみなシリーズになります。私と同じような気持ちの人も多いはず。どうぞご期待ください! ちなみに、マイトのY氏も初代フォレスターのオーナーだったとか。

(写真:SUBARU、以下同)
(写真:SUBARU、以下同)

 私が初代レガシィTW(BF)後期型GT(上の写真は前期型)を買った頃は、ステーションワゴンに乗って冬にスタッドレスタイヤを履くだけでけっこうモテたもの。当時はまだスタッドレスタイヤがそこまで一般的ではなく、スキー&スノボに向かうと途中でチェーンを巻くのが当たり前。そんな中、チェーン脱着所でクルマを止めずに素通りするのはものすごい優越感でした。

 当時はまだ等長等爆化されていないため独特のサウンドが心地よく(助手席の女性にとってはうるさかったかもしれないですが……)、燃費の悪さも気にせずロングドライブを楽しんでいました。

 2台目に選んだのは3代目レガシィ(BH)の後期型に設定されたGT30。3L水平対向6気筒を積んだスペシャルモデルです。このエンジンはとても素晴らしく、加速が滑らかで上質感のある走りを堪能できました。ターボがドンと利いた時の凶暴さも魅力ですが、あくまで自然に、それでいてストレスを感じさせない走りに大人の魅力を感じました。振動の少なさも上品です。

 GT30はボンネットに穴が開いていないため、ともするとエントリーモデルに見えなくもありません(ホイールをはじめ、違うところはたくさんあります)。でも実は違うんだよというさりげなさもポイントです。何より「俺のは6発」というのは大きな優越感でした。歴代レガシィは4代目となるBPが現在でも高く評価されています。でも私はとくにデザイン面で、BHこそが5ナンバーレガシィの完成形だったと今でも思っています。

 このGT30を中古車で探す時、私がこだわったのはオプションのマッキントッシュサウンドシステムを搭載していること。これは高額なオプションだったので搭載している中古車はなかなかなく、探すのにかなり苦労したのを覚えています。でもそのサウンドは素晴らしく、高速走行でノイズが車内にかなり入ってくるような環境でも音の粒がしっかり耳に届く。マッキントッシュを象徴するブルー表示(さすがに2つの青いメーターはついていませんが)もセクシーでした。

 現在は世界的なSUVブーム。80年代終わりから初代レガシィTWがけん引したステーションワゴンブームは、その名残すらない状態です……。日本メーカーを見ても日産と三菱はステーションワゴンがラインナップから消えてしまうほど。

 でも一方で右も左もSUVという状況に嫌気がさしている人も出てきていて、そんな人たちが再びステーションワゴンに注目し始めているようにも感じています。今回から取り上げる2代目レヴォーグが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのも興味深いです(ちなみにレヴォーグの前は3年続けてSUVがCOTYを受賞しています)。

 本編でも紹介されましたが、この原稿を書いている途中で、今回からシリーズがスタートしたレヴォーグが国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が実施した自動車アセスメント(JNCAP)において、自動車安全性能2020ファイブスター大賞を受賞というニュースが入ってきました。

 この賞はファイブスター賞の対象車種のうち評価年度内での最高得点の車種に与えられるもの。レヴォーグは衝突安全性能評価が100点満点のうち96.91点でAランク、予防安全性能評価が満点(82点)でAランク、事故自動緊急通報装置も満点(8点)だったそうです。

 SUBARUは2030年にSUBARU車に乗車中の人、SUBARU車との衝突による歩行者や自転車などの死亡事故をゼロにすることを目標に掲げています。今回の受賞はその目標に向かうSUBARUの技術などが評価されたものと言えるでしょう。

この記事はシリーズ「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。