みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 イキナリ他誌の宣伝でアレなんですが、カートップで連載している「自動車変態列伝」が結構な人気であります。先だっては白黒2ページからカラー3ページに出世いたしまして、当欄同様に楽しみながら書いております。クルマを偏愛される方を、懐かしの「笑っていいとも!」のテレフォンショッキング的にリレー形式でインタビューしていく企画なのですが、回を重ねるごとに変態度合いが深まっておりまして、1年後にはどのような方に行き着くのか、想像もつかない展開となっております。

 マツダの操安をつかさどるムッシー虫谷氏から始まり、マツダOBの立花啓毅氏→FLAT4創業者の小森隆氏→俳優の池畑慎之介氏(元ピーターさん)→玩具コレクターの北原照久氏→英国アンティークコーディネーター土橋正臣氏→民間宇宙飛行士の山崎大地氏→ヴィンテージのエアストリームで大人の秘密基地を展開するクリフ大岩氏→バイク用ヘルメットメーカーを経営するTT &カンパニーの高橋広之氏、とドロドロに濃い方が続いております。

池畑さんの取材では時間を忘れてクルマと全く関係のないことで話し込んでしまいました。いやこの方は本当にカッコいい。

 この記事の取材は編集者とプロのカメラマンが必ず同行し、遠方への出張も厭わない。

 時間とコストをたっぷりかけて作り込んでいます。今どきこうしたやり方が通るのは専門誌ならではのものでしょう。雑誌の衰退が叫ばれて久しいですが、いま生き残っている自動車雑誌はまだまだ捨てたものじゃありません。とはいえ購入していただけなければいつかは消えてしまう。コンビニで見かけたら、どうぞ手に取ってご覧になってください。

来月号はA型フォードを所有されるガチ変態の高橋広之さんのインタビューです。日ごろのメンテを怠らず、90年も前のクルマがセル⼀発で始動するのですからエライもんです。ナンバープレートにご注目。なんとクルマに合わせてウェザリング加工を施しているのです。ここまでスタイルに拘るとはさすがです。他にもお宝バイクがたくさん並んでいました。

 高橋さんの取材の帰り、カートップの編集者が運転するクルマに便乗して助手席でうつらうつらしていたら、前を走るクルマの屋根がパカッと開いて赤色灯が回り始めた。

 そしていささか怒気を含んだ声で「左に寄ってついてきてください」と。
 右に左に車線を変えて、すっ飛ばしていたクルマを捕まえたようです。

 宮城さんのバイク講習でも教わりましたが、高速で無茶に飛ばしたって、到着時間は大して変わらないんですよね。私はバイクに乗るようになってから、クルマの運転も大きく変わりました。飛ばしたって何もいいことなどありません。安全運転を心がけましょう。

助手席から誘導棒を出して違反車両を先導する覆面パトカー。運が悪いのではない。違反する人が悪いのです。

 お前が言うかという声が聞こえてきそうですが、ホント、バイクに乗るようになって安全運転になりました。世界の願い、交通安全であります。

 ということで本編へとまいりましょう。
 巨大化してしまったレガシィツーリングワゴンの後釜としてSUBARUが開発したレヴォーグ、その2代目の試乗記であります。

続きを読む 2/5 はじめに言っておきたいのはエンジンだ

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2571文字 / 全文6528文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。