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 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 前号でチラッとお話ししたDoor of Adventure 2020秋 八ヶ岳

 配布されたコマ図とコンパスを頼りに、舗装路や荒れた林道を駆け抜ける、爽快なラリーであります。足場の悪い場所で転倒し、自力で起こせず困っているバイクがいると、「ヘルプ必要?」「お願いしまーす」なんて感じで、たちどころに解決してしまう。とても雰囲気がいい大会でありました。

ガツガツ走らず、Viewpointがあれば停車して記念写真を撮ったりします。いつものメンツ+当欄の読者さんと。

 実にお恥ずかしいことに、初日の走行中にガス欠になってしまいました。モロに山奥で、最も近いスタンドまでは20キロ以上もある。途方に暮れていると、仲間の一人が、やおら荷物の中から手動ポンプを取り出した。そして「誰かやると思っていたんだけど、やっぱりフェルさんか(笑)」と。

「なにしてるんですかホントにもー」とガソリンを分けてくださった2輪4輪のレースで活躍する佐野新世選手。ありがとうございます。このご恩は一生忘れません。

 シートの高い愛車にもだいぶ慣れてきました。大きな石がゴロゴロと転がる長いガレ場では、ストロークに余裕のあるバイクで出場して本当にヨカッタと思いました。ハンターカブで出場しようか……なんて話もあったのですが、このルートだと腹を打ちまくること間違いありません。

川沿いの林道を気持ちよくトバしております。私は必死で走っているのに、この写真を撮ってくれた佐野選手は、右手で操縦して、左手にデジカメを持っているのですからね。いやレーサーってのはすごいもんです。

 2カ月の入院から戻ってきた007仕様のトライアンフスクランブラーで出場した井手選手。
 またしてもやってしまいました。撮影スポットでカメラマンに愛想よく手を振ったら、その先の砂利で立ちゴケしてしまったとのこと。哀れトライアンフは再度の入院と相成りました。

ドナドナされるトライアンフに縋り付き泣き崩れる井手光裕選手。いくらなんでも簡単に壊れすぎだよ。何か他のバイクに乗り換えたほうがいいんじゃない?

 ということで無事にラリーも終わり、新田和典氏のアジトで高圧洗車までしていただき、東京へ戻りました。帰りの渋滞がひどかったな。

エンジン式の高圧洗浄機はパワーが違いますね。1台買っておいたほうがいいかなぁ……。

 ということで本編へとまいりましょう。
 本来はホンダ・レジェンド開発責任者の青木さんのインタビューを掲載する日なのですが、ホンダF1撤退の緊急インタビュー続編をお送りします(前回はこちら)。