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 こんにちは、AD高橋です。
 以前もこのコーナーに書いたように、「『走りながら考える』でスイフトを取り上げたい!」というのは何年も前からフェルさんに言われていました。

 今回の取材のため私も久しぶりにハンドルを握りましたが(本当にチョイノリでしたが)、やっぱりいいクルマですね。スイスポが楽しいのはもちろん、普通のスイフト(マイルドハイブリッドのRS)があまりにもいいクルマで感動しました。

 コロナ禍以降、「クルマを買おうかと思っているんだけど……」という相談が急増しています。9月の4連休は、2組の友人から相談を受け、1組は一緒に何店舗かディーラーを回り、1組は私の家で酒を飲みながらいろいろ話をしました。

 どちらも欲しいのはSUVだったのですが、コンパクトカーが欲しいという友人がいたら、今なら迷わずスイフトを激推ししますね。

(写真:スズキ 以下同)

 スイフトはレンタカーやカーシェアリングで使われることも多いクルマ。レンタカーなどはエントリーグレードが選ばれることが多いため、ちょっともさっとした雰囲気もあります。今回試乗したRSは、アンダースポイラーやグリル内の赤いラインがスポーティで、駐車場で姿を見て「おっ!」とうれしい気分になります。白、黒、シルバーといったベーシックなカラー以外にオレンジ、赤、イエロー(スイスポの黄色とは異なります)など鮮やかな色も用意されていて、しかもそれが似合うのも素晴らしい!

 信号待ちなどからスタートする際も、マイルドハイブリッドのISGがうまい具合にエンジンをサポートしてくれるので、パワー不足でもたつくことがありません。排気量が小さなクルマはここがストレスになることも多いので、これはありがたい機能です。

 チーフエンジニアの小堀さんが話すように、パッケージング重視のハッチバックと比べると確かに居住スペースやラゲッジスペースは狭くなります。でも実は先代より全長がちょっと短くなっているのに、ホイールベースの拡大により大人4人が窮屈さを感じずに乗れるだけのスペースは確保されています。これはすごいことだと思います。

 また、小堀さんへのインタビューで初めて知りましたが、現行型スイフトは海外で3ナンバーサイズで販売されていて、日本仕様だけボディサイズを1695ミリに切り詰めているというのは驚きました。てっきり私はスイスポだけマッチョなデザインにしたのだと思っていましたが、スズキのグローバルサイトで確認したら、確かに「Overall width:1735mm」となっています。左右を20ミリずつ削ると印象はかなり変わりそうですが、日本のWEBカタログとグローバルサイトの写真を見比べる限り、印象はほとんど変わりません。すごく上手にまとめられたデザインだと感心しました。

 ところで、私の友人にSJ30型ジムニーからスタートして、初代ワゴンR、2代目スイフトスポーツ、そして現在は3代目スイフトスポーツに乗っている根っからのスズキファンがいます。

 彼はアウトドアフリークでもありますが、1人で出かける上で荷物を積むのに困ったことはないそう。むしろ、目的地までのワインディングを駆け抜けるのが楽しくて、今はスイスポから他のクルマに乗り換える気にならないと話していました。ちなみに4代目となる現行型スイスポはもちろん気になっていますが、乗ると絶対買っちゃうからと、試乗はしないようにしているそうです。