こんにちは、AD高橋です。

  三部さんへのインタビューの第2回(こちら)で「今までは圧倒的にアメリカです。でもこれからは違う。中国が伸びてきて、アメリカとほぼ同じボリュームになりました。台数ベースだと、今年は中国がアメリカを超えるでしょう」という話がありました。

 ホンダの2020年度第1四半期決算説明会資料を見ると、日本の販売台数が12.6万台(前年比69.0%)、アメリカが29.4万台(前年比72.1%)なのに対し、中国は39.0万台(前年比95.1%)となっています。販売見通しは日本、アメリカともに新型コロナウイルスの影響で前年度を下回る中、中国は「新型車投入効果や、工場フル稼働による市場への供給回復などにより、前年度を上回る」とのこと。

 ううむ……いろいろ複雑な感情が生まれますが、やはり恐るべしです。

(写真:ホンダ 以下同)
(写真:ホンダ 以下同)

 今号では「いやいや大丈夫です。あそこ(ライフクリエーション)は航空機を入れているので。それを除けば黒字です。」との発言も。確かに決算報告書では「ライフクリエーション事業及びその他の事業」となっています。その他の一つが航空機ですね。

 そんなホンダは中国でどんな製品を販売しているのでしょう(以下、写真はすべて日本仕様です)。

 まずはシビック。日本ではセダンが販売終了となりましたが、中国ではセダンとハッチバックが販売されています。

 ハッチバックは日本と同じ1.5Lターボを搭載し、セダンは1.5Lターボのほかに日本にはなかった1Lターボもラインナップ。このエンジンは1.8L NA並みの最高出力92kW、最大トルク173N・mを発生します。

 日本では今年2月に4代目へとフルモデルチェンジしたフィット。中国のホンダのWebサイトを見ると、ラインナップには3代目フィットが掲載されています。一方、ホンダの現地での合弁企業(広汽本田汽車公司)のページでは新型フィットのムービーも公開されているので、もうすぐモデルチェンジするものと思われます。

 日本ではe:HEVを搭載したハイブリッドのみの販売となるアコード。中国ではハイブリッドと1.5Lターボを搭載するガソリンモデルが販売されています。

 そしてさまざまなSUV。日本でも販売されているヴェゼル、CR-V(写真上)のほか、UR-V、XR-V、BREEZE、アヴァンシアが販売されています。

 XR-Vはヴェゼルの兄弟車となるコンパクトSUV、UR-VはCR-Vより一回り大きな高級SUVになります。BREEZEはCR-Vより全長が長いモデルです。アヴァンシアは過去に日本で同じ名前のワゴンが販売されていました。現在販売されている中国版アヴァンシアは全幅が1950mmに迫る大型クロスオーバーSUVになります。

 ここでみなさんにクイズを。
 以下はすべて、ホンダ製品を中国語で表記したもの。それぞれ、何かわかりますか?

正解は……

1:シビック
2:フィット
3:アコード
4:ヴェゼル
5:エリシオン
6:オデッセイ

でした。

 ホンダの中国のWebサイトを見てなるほどと思ったのは、Honda SENSINGのキャッチフレーズが「安全超感」だったこと。クルマの周囲の状況確認をいろいろなセンサーで網羅しているのが伝わってきます。

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